クラレは7月2日、2018年3月に小学校を卒業した子どもとその親を対象とした「将来就きたい職業」と「就かせたい職業」に関する調査結果を発表した。調査時期は2018年3月末時点、有効回答は男の子とその親各678人、女の子とその親各754人。
男の子1位「スポーツ選手」、女の子1位「医師」
男の子が就きたい職業の1位は昨年に続き「スポーツ選手」(22.0%)。2位は昨年6位だった「エンジニア」で、ロボットクリエイターやプロダクトデザインといったものづくり系技術職が人気を集めた。以下、3位「教員」(5.0%)、4位「ゲームクリエイター」(4.7%)、5位「研究者」(4.3%)と続いたほか、「警察官」(3.4%)が昨年の14位から9位に順位を上げた。
女の子の1位は「医師」(8.0%)で昨年2位からランクアップ。「医師」「看護師」「医療関係」を合わせると18.5%を占め、医療職への関心が高いことがうかがえる。以下、2位「看護師」(7.3%)、3位は同率で「教員」「保育士」「パティシエ・パン屋」(各6.1%)と続いた。この他、昨年12位だった「デザイナー」(4.0%)が大きく順位を上げて6位に入ったほか、10位に「スポーツ選手」(3.1%、昨年15位)がランクインした。
一方、男の子の親が将来就かせたい職業の1位は2年連続で「公務員」(18.6%)。次いで2位「エンジニア」(9.7%)、3位「会社員」(8.8%)、4位「研究者」(6.9%)、5位「教員」(5.8%)となった。
女の子の親が将来就かせたい職業の1位は3年連続で「看護師」(15.1%)。以下、2位「公務員」(10.1%)、3位「医師」(7.8%)、4位「医療関係」(7.2%)、5位「薬剤師」(5.7%)と続き、上位5位のうち4つを医療職が占めた。同調査では「専門知識や特殊なスキルを持った職業に就いてほしいとの思いがうかがえる」と推測している。