JR東日本は3日、首都圏を走行する在来線・新幹線の一部車両を対象に車内防犯カメラ、首都圏を走行する在来線車両の乗務員室に防犯カメラを設置すると発表した。
同社は鉄道車両内におけるセキュリティを向上させるため、山手線E235系に車内防犯カメラを設置し、今後新たに製造するすべての旅客車両にも防犯カメラを設置するなど、各種取組みを進めている。今回はさらなるセキュリティレベルの向上と、乗客に安心して鉄道を利用してもらうことを目的として、車内防犯カメラの追加設置と旅客車両への防犯カメラ設置を実施する。
在来線車両の車内防犯カメラ追加設置は、E233系やE257系をはじめとする約8,300両を対象に2018年度夏以降から順次設置予定。既存の新幹線車両はE2系など約200両を対象に、2018年度冬以降から順次設置予定となっている。乗務員室防犯カメラは首都圏を走行する既存の在来線車両(運転台付きの車両)約2,500両を対象に、2018年度夏以降から順次設置予定としている。
なお、同社は防犯カメラの映像に関して、関係法令や社内規程等にもとづき厳正に扱うとし、車内防犯カメラを設置する車両では、カメラが作動中であることを表示するステッカーを掲出して乗客に知らせるとのこと。