新日鉄興和不動産はこのほど、推進中の「小田急相模原駅前西地区第一種市街地再開発事業」における住宅・商業・公益施設が一体となった複合再開発プロジェクト「リビオタワー小田急相模原」の概要を公開した。竣工は2019年1月下旬を予定。

  • 再開発事業全体建物(イメージ)

同社では、小田急相模原駅前再開発エリアにおいて、総開発面積約2,700平方メートル、住宅・商業・公益施設を一体的に整備する座間市初の法定再開発「小田急相模原駅前西地区第一種市街地再開発事業」を、小田急相模原駅前西地区市街地再開発組合および同市と連携して推進している。

再開発事業「リビオタワー小田急相模原」は、「商業・公益棟」と「住宅棟」の2棟構成となっている。

商業・公益棟では、市民交流スペース・子育て支援施設・保育施設を設置し、地域・コミュニティ拠点の整備を予定している。外観ファサードは、これまでに数々の建築賞を受賞してきた「成瀬・猪熊建築設計事務所」がデザイン。商業・公益棟以外にも同再開発事業の共用空間、市民交流スペースのデザインも手がけるとのこと。

  • 商業・公益棟外観(イメージ)

3階の市民交流スペースは、明るく開放感のある空間を演出し、多世代が訪れやすい「親近感のあるデザイン」を目指している。アクセントカラーには、同市の豊かな水系を想起させるブルーを配置。「リビング」のようにくつろげる市民交流スペースと多目的ラウンジを中心に設置するほか、市民交流スペースの一角には子ども用コーナーも用意する。

  • 市民交流スペース(イメージ)

2階には「子育て支援施設」を設置。プレイルーム、ほふくスペース、相談室2部屋を兼ね備え、子育てサポートの充実を目指す。4階には「認可保育施設」を配置する。

住宅棟は、総戸数154戸の分譲マンション「リビオタワー小田急相模原レジデンス」。多世代に対応する開放的な間取りを採用し、多世代の居住を想定した様々なライフスタイルや暮らし方のニーズに応える「ウォールドア」「ユトリエ」を取り入れた住戸プランとなっている。

  • 「リビオタワー小田急相模原レジデンス」(イメージ)

基壇部は、旧来の木造住宅が連なっていた温かな趣を承継する色合いとし、中・高層階はガラスを用いて空と調和する建築を表現。同市で最も高い建物となることから、新たなランドマークにふさわしい外観を目指すという。

エントランス内部では、温かみのある壁に鏡面素材を据え、風に揺れる樹々が映り込む、迎賓空間としての上質感を演出した。

  • 「リビオタワー小田急相模原レジデンス」メインエントランス(イメージ)