日本HPはこのほど、「日本の働く女性に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は4月13~17日、25~44歳の女性1,000名を対象に、インターネットで実施したもの。

  • 女性が共感する考え方

    女性が共感する考え方

はじめに「女性が共感する考え方」を質問したところ、58%で「世間の基準よりも、自分の気持ちや価値観を尊重したい」が最も多くなった。

また、働く女性(専業主婦を除く)の中で、「管理職など責任ある立場にチャレンジしたい」と回答した人は19%(※)だった。それら管理職など責任ある立場を目指したい女性は、自身が理想とする仕事環境を妨げている要因として、「会社の制度」「自分のスキルや人脈」「上司や同僚の理解」「会社の人の目」「周囲の親しい人の目」を挙げている。

  • やる気やインスピレーション感じる表現とプレッシャーを感じる表現|

    やる気やインスピレーション感じる表現とプレッシャーを感じる表現

続いて「やる気やインスピレーションを感じる表現」を聞いてみると、約半数が「自分らしく生きる」という表現を選択した。次いで、「丁寧な暮らし」「自分を解き放つ」「女性が輝く社会」「女性の活躍」が続いている。

一方、「プレッシャーを感じる表現」について聞いたところ、最も多い回答は「良妻賢母」で、「母、妻、女としての私」「女子力」「丁寧な暮らし」「女性の活躍」が続いた。

  • 家事や育児、介護などに関する分担状況

    家事や育児、介護などに関する分担状況

「現状の家事や育児、介護などに関する分担状況」について聞くと、本人が負担する割合は平均70%で、配偶者・パートナーが14%となっている。

一方、「女性が理想と考える負担」の割合は、本人が57%で、配偶者・パートナーには現在の負担割合の2倍となる28%を負担してもらいたいと考えていることがわかった。

※グラフ画像は16%となっているが、これは調査対象の女性全体(専業主婦を含む)による数字で、専業主婦を除くと19%となる