7月に入り、夏の連続ドラマが続々とスタートするが、放送開始前の段階で、視聴者はどのドラマを見たいと思っているのか。マイナビニュース会員3,833人に、夏の民放連続ドラマの中で「最も期待する作品」をアンケート調査したところ、上川隆也主演の『遺留捜査』(テレビ朝日系)が、僅差で1位となった。

『遺留捜査』の得票率は9.4%だが、2017年1月クールから実施しているこの期待度調査で、1位の得票率が2ケタを割るのは初めて。上位5作品が1.8ポイント差でひしめき合う大混戦となっている。

2018夏ドラマ期待度ランキング

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    マイナビニュース調べ。対象は7月クールの民放連続ドラマのうち、関東地区で20~24時台に放送される30分以上の枠の作品。『いつかこの雨がやむ日まで』は8月4日スタート。

『遺留捜査』は、上川演じるマイペースで空気を読まない刑事・糸村聡が、遺留品から事件を解決していくもので、今作で第5シーズンに突入する人気シリーズ。前シーズンは、平均視聴率11.0%、最高視聴率13.1%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録しており、引き続き、京都を舞台に物語を繰り広げる。

自由記述による期待の理由を見ると、「好きなシリーズだから」(31歳女性)といったシリーズのファンや、「上川隆也さんのハマリ役。かっこいい2枚目の彼が3枚目風を演じているのも秀逸」(59歳女性)と上川を評価する声が多数。「刑事ドラマが好みなので」(47歳男性)、「安心して見ていられそうなので」(49歳男性)と、昨今の刑事ドラマ人気を映し出す意見も見られた。

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『遺留捜査』上川隆也(左)と『高嶺の花』石原さとみ

次いで、わずか0.2ポイント差で2位となったのは、石原さとみ主演の『高嶺の花』(日本テレビ系)。「石原さとみが大好きだから」(37歳男性)、「石原さとみが可愛いから」(35歳女性)と男女問わず石原ファンからの声が多くを占める中、「峯田(和伸)さんが好きだから」(31歳女性)、「芳根京子ちゃんが出るから」(41歳女性)と、共演陣への期待意見もあった。

そこから0.5ポイント差で3位につけたのは、土屋太鳳主演の『チア☆ダン』(TBS系)。「土屋太鳳が好きだから」(43歳男性)というファンに加え、「実写の映画成功からのドラマ化なので期待ができると思ってます」(31歳男性)など、映像化の実績があることを理由にあげる人も多かった。

さらに0.5ポイント差で4位に入ったのは、綾野剛主演『ハゲタカ』(テレビ朝日系)で、「綾野剛が好きだから」(43歳女性)というファンはもちろん、「NHKのドラマが良かったので比べてみたい」(49歳男性)という過去の映像化作品ファンの声も。このわずか0.2ポイント差で5位に入った松本穂香主演『この世界の片隅に』(TBS系)には「劇場アニメが素晴らしかったので」(34愛男性)と、こちらも実績を挙げるコメントが相次いでいる。

●調査概要
調査期間: 2018年6月22日~28日
調査対象: マイナビニュース会員
有効回答数: 3,833人
調査方法: インターネットログイン式アンケート