2017年11月に発売されたiPhone Xは、いろいろな点で従来のiPhoneと異なります。ちらっと視線を与えるだけで持ち主と認識してくれる顔認証システム「Face ID」、黒が黒らしく締まって映る有機ELパネルを採用した「Super Retina HDディスプレイ」は、同時期に発売されたiPhone 8/8 Plusにも採用されていないものです。
iOSの細かい仕様も異なります。Face IDでロック解除できることはそのひとつですが、画面にタッチするだけでスリープ解除される仕様も、iPhone Xだけの機能です。ハードウェアボタンを押したりセンサーの傾き検知機能に反応させたりすることなく、画面に軽く触れるだけでスリープが解除されるので、現在時刻や通知の有無を知りたいだけのときに重宝します。
しかし、この「タップしてスリープ解除」はときにして思わぬ結果を招きます。気付かないうちに画面に触れたらしく着信に応答してしまった、ロック解除のパスコードが続けて誤入力されたのかロックアウトされてしまった、といった報告がユーザからあがっています。
画面に触れただけでスリープ解除する必要はない、サイドボタンを押すかiPhoneを持ち上げて反応(手前に傾けてスリープ解除)させればいい、気付かないうちに画面が点灯するのはバッテリーをムダ使いするようでイヤだという場合は、以下のとおり操作して「タップしてスリープ解除」を無効化しましょう。これで、うっかりiPhone Xの画面に触れてもスリープ解除されなくなります。