JR西日本は30日、新大阪駅20番線ホームで「ハローキティ新幹線」の出発セレモニーを開催した。営業初列車の「こだま730号」は11時12分頃、新大阪駅20番線ホームへ入線。出発セレモニーの後、「こだま741号」として11時29分頃、再び博多駅へ出発した。

  • 「ハローキティ新幹線」の出発セレモニーを開催。ハローキティが元気よく登場

「ハローキティ新幹線」はJR西日本とサンリオの人気キャラクター、ハローキティがコラボした新幹線。西日本の地域活性化をめざすプロジェクトの一環で6月30日から運行される。使用車両の500系V2編成は、今年5月まで「500 TYPE EVA」として活躍した編成。「500 TYPE EVA」から「ハローキティ新幹線」への劇的な変化を観察すると楽しいだろう。

車内も「ハローキティ新幹線」の名にふさわしい仕様となっている。1号車の地域展示スペース「HELLO! PLAZA」では西日本の各地域を期間限定で紹介。2号車の特別内装車「KAWAII! ROOM」(自由席)はハローキティとの旅気分が楽しめる装飾が自慢だ。

  • 「ハローキティ新幹線」の営業初列車となった上り「こだま730号」(博多発新大阪行)が新大阪駅20番線ホームに入線

新大阪駅20番線ホームでは、11時前から多くの鉄道ファンが詰めかけた。11時12分頃、JR西日本新大阪駅長、JR東海新大阪駅長をはじめ関係者らが見守る中、「ハローキティ新幹線」で運行された「こだま730号」が入線。白色ベースの車両が多い新大阪駅新幹線ホームにあって、ピンクを基調とした「ハローキティ新幹線」は新鮮に映った。

「ハローキティ新幹線」の入線後、ハローキティが元気よく登場。「地域の魅力と触れ合える特別なお部屋があったり、乗っているだけでウキウキしちゃうオシャレな飾り付けがしてあったり、どんな体験が待っているかは乗ってからのお楽しみ!」と茶目っ気たっぷりに「ハローキティ新幹線」をPRした。

また、「ハローキティ新幹線」コンシェルジュに続き、山陰DCアンバサダーを務める田中加奈さんと木村美咲さんも挨拶。「ハローキティ新幹線」にも触れつつ、7月1日から9月30日まで開催される「山陰デスティネーションキャンペーン」(山陰DC)を紹介した。

  • ハローキティと「ハローキティ新幹線」コンシェルジュ、山陰DCアンバサダー(鳥取県代表、島根県代表)が並ぶ

  • JR西日本新大阪駅長、JR東海新大阪駅長、ハローキティが出発合図

  • 折り返し「こだま741号」が博多駅に向けて出発。横断幕も用意された

11時29分頃、JR西日本新大阪駅長、JR東海新大阪駅長、ハローキティが出発合図を送り、「ハローキティ新幹線」の「こだま741号」が博多駅をめざして発車した。500系をリニューアルした「ハローキティ新幹線」は、新大阪駅でも大人気。発車時には20番線ホームだけでなく、向かい側の21番線ホームの利用者らも熱い視線を注いでいた。