リコーは6月29日、デジタル一眼レフカメラ用の交換レンズ「HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW」を正式に発表した。開放F値がF1.4と明るい大口径タイプの標準レンズ。高画素化や高画質化が進むデジタル一眼レフにおいても、満足のできる描写性能に仕上げた。レンズを防塵防滴構造とし、アウトドアでも天候にかかわらず撮影できるようにした。希望小売価格は税別170,000円で、発売日は7月20日。

  • 大口径の標準レンズ「HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW」の発売日と価格が決定した

3月に開催したカメラ機器の展示会「CP+」で参考出品していた、描写性能の高い「★」(スター)シリーズに属する高画質レンズ。今後、デジタル一眼レフがさらなる高画素化や高画質化を続けることを見据え、描写性能を高めた。最短撮影距離は約40cmで、近距離の撮影性能も重視した。APS-Cセンサー搭載のデジタル一眼レフに装着した場合の焦点距離は76.5mm相当。

  • 3月に開かれた「CP+」では、実際に試用できる状態で展示されていた

  • CP+の際は名称や外観が仮とされていたが、変更することなく製品版となった

低反射特性を持つ独自開発のナノテクノロジーコーティング「エアロ・ブライト・コーティングII」を採用し、ゴーストやフレアなどの発生を抑えた。8カ所にシーリングを施した防塵防滴構造とし、雨天や水しぶきのかかる場所でも破損を恐れることなく撮影できるようにした。

最大径は約80mm、長さは約106mm。重さは約910g。

なお、CP+で同時に展示していた広角ズームレンズ「HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW」(仮称)は、2018年夏の発売予定としていたが、さらなる高画質化を図るために発売予定が2019年に変更された。

  • 発売予定が2019年に持ち越しとなってしまったAPS-C一眼レフ用の広角ズームレンズ「HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW」(仮称)