米Amazonは6月28日 (現地時間)、「Fire HD 8」タブレットと「Fire HD 10」タブレットを、スマートアシスタントデバイス「Echo Show」のように利用できるようにする「Show Mode」と、同モードに最適化した充電ドック「Show Mode Charging Dock」を発表した。また、子ども向けのFireタブレットの新モデル「Fire HD 10 Kids Edition」も発表した。
Show Modeは、音声を使ってハンズフリーでデジタルアシスタントAlexaとインタラクトしやすく、また端末から少し離れたところからでも表示情報を確認できるユーザーインターフェイスだ。Fire HD 8またはFire HD 10をShow Mode Charging Dockに設置すると、Show Modeに切り替わり、Echo Showを利用するように、天気やニュースの確認、ビデオ通話、ビデオコンテンツの再生などをAlexaに音声で頼める。
Echo Showは、音声による会話でデジタルアシスタントを利用するスマートスピーカーに、7インチのタッチ対応ディスプレイを搭載して、タッチ操作やディスプレイを通じた情報表示を可能にしたスマートアシスタントデバイスだ。日本未発売だが、日本でも7月に2.5インチの円形液晶を備えたコンパクトなディスプレイ搭載Echoデバイス「Echo Spot」(14,980円) が発売される。
Show Mode Charging Dockは、micro USBコネクタと充電用の端子を備えたタブレット用バックカバーと、タブレットの設置角度を調整できるスタンドの組み合わせ。バックカバーをタブレットに装着し、スタンドに置くだけで給電が始まり、Show Modeでタブレットを利用できる。ケーブルをタブレットに差し込む必要はない。価格は、Fire HD用が39.99ドル、Fire HD 10用が54.99ドル。出荷開始は7月12日。Show Modeは、7月2日にリリースするソフトウェア・アップデートから利用できるようになる。
Fire HD 10 Kids Editionは、「Fire HD 10」をベースにした大画面モデルだ。ディスプレイは10.1インチ、解像度は1920×1200 (224 ppi)。ストレージは内蔵32GBで、microSDカード (最大256GB)をサポートする。落下などによる破損を防ぐバンパーカバーで覆われており、また壊れたらAmazonが無料交換に応じる2年間の"worry-free"保証が付く。ソフトウェア/サービス面では、子ども向けのコンテンツや保護機能、ペアレンタルコントロールを提供する「FreeTime Unlimited」が1年分付属する。
価格は199.99ドル、米国で7月11日に出荷を開始する。