メルセデス・ベンツ日本は6月25日、新型「CLS」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売した。

  • 「CLS 450 4MATIC スポーツ」(税込1,038万円)。サメの尖った鼻先を想起させる前傾したフロントエンドは実際よりも長く見え、シャープさが強調されている

新型「CLS」は、前傾したフロントエンドや低い位置に設けられた幅の広いヘッドライト、「Sensual Purity(官能的純粋)」という同社デザインの基本思想に基づいてラインやエッジを大幅に削減した輪郭など、新しいデザイン語法を初めて採用した、デザインコンシャスなモデルとなる。

  • 「CLS 220 d スポーツ」(税込799万円)。メルセデス・ベンツのクーペモデルに共通するサッシュレスウィンドウを採用

フロントは、下部の幅が広がる「台形型」のデザインが特徴。細く、幅の広いデザインのヘッドライトは側面が内向きに傾斜しており、グリルのデザインと相まって、シャープでダイナミックな印象を与える。サイドビューは、緩やかにアーチを描く高いウエストラインと、なだらかな流線形のルーフライン、そしてそれらにより創出される細いサイドウィンドウにより、エレガントかつスポーティなクーペスタイルを演出。キャラクターラインやエッジをできるだけ廃し曲面で表現されたボディは、シンプルでありながら陰影による豊かな表情が表現されている。

  • 力強い印象を与えるリアのショルダーラインはリアエンドへとスムーズに回り込み、そこにコンビネーションランプが配される

インテリアは上質な素材を使用し、ディテールへのきめ細かな配慮とクラフトマンシップから生まれた高級な質感が特徴で、エクステリアと同様、官能的で流麗なデザインとなっている。

  • 2つの高精細12.3インチワイドディスプレイを1枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイ

  • タービンエンジンをイメージしたフォルムの送風口は、64色から選択可能なイルミネーションが内側に仕込まれており、未来的な雰囲気を創り出す

  • インテリアカラーは、今回新色となる「マサラブラウン/エスプレッソブラウン」(写真)や「マキアートベージュ/マグマグレー」を始め、5色から選択可能

それぞれのモデルに最新のパワートレインを搭載するほか、最先端の安全運転支援システム「インテリジェントドライブ」など革新技術を採用。満を持しての、7年ぶりのフルモデルチェンジとなった。希望小売価格は、「CLS 220 d スポーツ」が税込799万円。「CLS 450 4MATIC スポーツ」は税込1,038万円。