NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクは28日、移動通信基盤整備協会を通じ、青函トンネル内における携帯電話サービスの提供開始に向けたエリア整備を実施すると発表した。2019年3月以降、順次サービス開始予定とされた。
サービス開始エリアは北海道新幹線奥津軽いまべつ~木古内間の青函トンネル全域(全長約54km)。これにより、現在は避難所となっている旧海底駅に限られていたサービスエリアが広がり、青函トンネル内でも携帯電話サービスを快適に利用できるようになる。サービス提供事業者はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社で、「“ワイモバイル”の携帯電話もご利用いただけるようになる予定です」とのこと。
今回の事業概要として、トンネルなどの人工的な構築物によって電波が遮へいされ、携帯電話などが利用できないエリアにおいて「移動通信用中継施設などを設置して携帯電話などを利用できるよう、電波の適正な利用を確保することを目的として実施されている『電波遮へい対策事業』に基づく国の補助金を活用して工事などが行われております」と説明。サービス提供予定時期を2019年3月以降としつつ、「工事の進捗によってサービス開始時期が遅れる場合があります」としている。