HTC NIPPONは27日、同社の新フラッグシップスマートフォン「HTC U12+」(U12+)を国内発表した。SIMフリースマートフォンとして、7月20日からMVNO各社を通じ順次販売開始する。参考価格は税別95,000円。2018年5月に海外発表された機種だが、日本版ではFelicaに対応し、おサイフケータイを利用できる。
U12+は、6インチのQHD+(2,880×1,440ドット)解像度ディスプレイを搭載した、同社のフラッグシップスマートフォン。従来機種「U11+」でも搭載していた、本体側面を握る操作でユーザーが指定した任意のアクションを実行できる「エッジセンス」が進化。U12+では、感圧センサーのデザインを改良した「エッジセンス2」を備え、握るだけでなく、片側のダブルタップや、ホールド(持つ)といった新たなジェスチャーを使えるようになっている。
カメラは、背面にレンズ2基、前面にレンズ2基のクアッド構成。背面には12メガピクセルの広角レンズと、16メガピクセルの望遠レンズを搭載し、光学2倍、デジタル10倍のズームに対応する。前面には、8メガピクセルのデュアルレンズを搭載。
DxOMarkのスコアでは、「P20」の102を抜き、デュアルカメラ搭載スマートフォンとしては最高値をうたう。前面・背面のデュアルレンズの効果として、特に背景を美しくぼかすことができるといい、撮影時にリアルタイムでボケ味を確認できることが特徴。また、HDR機能も強化し、逆光などで明暗をバランス良く表現した写真撮影が可能となった。レーザーフォーカスも搭載し、薄暗い場所での高速なピント合わせも可能だ。
本体デザインは、液体のような印象の「リキッドサーフェス」デザインを採用。アスペクト比18:9の狭額縁で、大画面でも握りやすい細長ディスプレイとなっている。カラーはセラミックブラック、フレームレッド、トランスルーセントブルーの3色。主な仕様は下記の通り。
- ディスプレイ:6インチQHD+ (2,880×1,440、537ppi)、HDR 10対応
- プロセッサ:Qualcomm Snapdragon 845
- メモリー:6GB
- ストレージ:128GB、microSDカード・スロット搭載
- 背面カメラ:12メガピクセルの広角レンズと16メガピクセルの望遠レンズ
- 前面カメラ:8メガピクセルのデュアルレンズ
- ワイヤレス:Wi-Fi(802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5、NFC
- その他:BoomSound、Qualcomm aptX HDオーディオ、IP 68準拠の防塵・防水性能
- バッテリー:3,500mAh
- サイズ:156.6×73.9×8.7~9.7mm
- 重量:188g
- 本体カラー:トランスルーセント・ブルー、セラミック・ブラック、フレーム・レッド
- OS:Android 8.0 Oreo