JR西日本グループは27日、訪日外国人の関西へのさらなる誘客を図るため、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」と連携した新規商品を設定するほか、今夏開催される「山陰デスティネーションキャンペーン」に合わせ、山陰への魅力ある商品設定に向けた既存商品の見直しを行うと発表した。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとの連携では、JR西日本の関西エリアのレールパス「関西エリアパス」もしくは「関西ワイドエリアパス」とユニバーサル・スタジオ・ジャパン入場券をセットにした商品を6月10日から海外のおもな旅行会社で順次発売。セット商品では、レールパスが単体で購入した場合より300~500円割引となり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに15時から入場できるトワイライト入場券を6,200円で購入できる。
「山陰デスティネーションキャンペーン」との連動では、「関西ワイドエリアパス」のエリアを拡大し、7月10日発売分から智頭急行線および因美線智頭~鳥取間が乗車可能となる。これにともない「関西ワイドエリアパス」を国内で購入した場合の価格は9,500円から1万円に見直される。
「山陰・岡山エリアパス」のエリアも拡大し、7月1日発売分から鳥取市と松江市で市内観光に便利なループバス(ループ麒麟獅子、ぐるっと松江レイクライン)が乗車可能に。「山陰・岡山エリアパス」を利用して山陰エリアを周遊する訪日外国人観光客を対象に、鳥取県内の対象6施設の入館料と周遊ガイドブックがセットになった「まんが王国とっとり満喫周遊パス」(1,000円、4日間有効)を発売する。これにともない「山陰・岡山エリアパス」を国内で購入した場合の価格は5,000円から5,500円に見直される。
昨年7月に発売された「山陽山陰北部九州パス」は今後も継続して販売される。日本国以外のパスポートを所持している外国籍の乗客が対象であり、関西エリアから九州北部エリアへの新幹線(新大阪~熊本間)・特急列車(智頭急行線含む)・普通列車などの普通車指定席が乗降り自由に(有効期間は連続する7日間)。海外発売の場合は大人(12歳以上)2万2,000円・小児(6~11歳)1万1,000円。国内発売の場合は大人2万3,000円・小児1万1,500円。