三井不動産はこのほど、愛知県名古屋市中村区名駅四丁目で推進中の「(仮称)名古屋三井ビルディング北館」に着工した。竣工は2021年1月末を予定している。
同計画は、名古屋中心部のビジネスストリートである錦通りと、ラグジュアリーブランドが軒を連ねる名駅通りに面する結節点にて進められている。同地は、名古屋駅にも地下街直結で徒歩4分以内にアクセスできるなど、希少性の高い場所であるという。
同ビルは、地上20階・地下2階、延床面積2万9,000平方メートル(予定)。建物内は、地下1階から地上3階までは商業施設、5~19階までは、最先端の設備を備えたオフィスを計画している。オフィスエントランスはビジネスストリートである錦通に面し、商業施設は名駅通りのブランドストリートに面するという。
屋上にはオフィスワーカー専用のリフレッシュガーデンを設置する。オフィスでもなく自宅でもない「サードプレイス」と呼ばれる空間で、緑に囲まれながら仕事ができる環境を提供し、テナント企業の「働き方改革」の取り組みに貢献していくとのこと。貸室内から直接アクセスできる「バルコニー」も設置する。
地上には歩行者に配慮して空地を設ける。樹木を配することで都心部に潤いを提供するという目的もあるという。