ABCテレビの新人・佐藤修平アナウンサーが、放送開始から39年を迎えた朝の情報番組『おはよう朝日です』(毎週月~金 6:45~)の水曜日に来月4日からレギュラー出演することが決定。25日、大阪市内の同局で行われた取材会に出席した。

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    (左から)ABCテレビの川添佳穂アナ、佐藤修平アナ、岩本計介アナ

27日にABCラジオのニュースでアナウンサーとしての本格デビュー“初鳴き”を迎える佐藤アナ。デビューの時点でレギュラー番組が決定しているのは、同局のアナウンサーでは史上初という。佐藤アナは「まだまっさらな状態の私が、いきなり関西の伝統ある番組につかせていただくということで、大丈夫かな?という気持ちもありますが、やるからには振り切って、関西の皆さまに認めてもらえるように何事もチャレンジしていきたい」と抱負を語った。

取材会には、『おはよう朝日です』司会の岩本計介アナ、アシスタントの川添佳穂アナも出席。新人アナウンサーの研修デスクとして佐藤アナを指導してきた岩本アナは「器用なタイプではないですが、それゆえに何でも一所懸命にやってくれることが、アナウンサーとして一番期待しているところ」と実直な性格を評価し、「私が司会者として佐藤くんに求めるのは、元気にやってほしいということだけ。このチャンスをありがたいと思ってがんばって」とエールを送った。

一方、川添アナは、真っ直ぐゆえに「すごく天然なところがある」と明かし、佐藤アナが発声のために腹筋を鍛えようとトレーニングに張り切るあまり、なぜか喉まで傷めてしまったエピソードを暴露。関西ならではの個性派レギュラー陣がそろう『おはよう朝日です』を「キャラが渋滞している番組(笑)」と表現し、「その中でどんなふうに自分を出してれるのかが楽しみです」と“キャラ立ち”に期待を寄せた。

佐藤アナは秋田県生まれで、早稲田大出身。高校、大学時代はボート部に所属し、漕ぎ手に指示を出す舵取り役の“コックス”を務めた。「ひとつひとつの言葉に感情を込めて伝えること」をモットーに、声でチームメイトを支えた経験が、アナウンサーを志す大きなきっかけになったという。

そんな佐藤アナが人生初の大阪暮らしで苦労しているのは「関西の“オチ”のカルチャー」。「自分としてはおもしろいと思って話しているのに、『で、オチは?』とか『話が尻つぼみ』とか言われる文化に戸惑っています。でもそこはめげずに、『おはよう朝日です』を通して磨いていけたら」と、話術の向上にも意気込んでいた。

なお、佐藤アナは27日の『おはよう朝日です』、ABCラジオの『おはようパーソナリティ道上洋三です』(毎週月~金 6:30~)にも出演する。