俳優・鈴木亮平が主演を務めるNHK大河ドラマ『西郷どん』(毎週日曜 NHK総合20:00~20:45 BSプレミアム18:00~18:45/再放送 土曜13:05~)の第24話「地の果てにて」が24日に放送され、平均視聴率が12.2%だったことが25日、分かった(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。

石橋蓮司,鈴木亮平

石橋蓮司(左)、鈴木亮平

本編を休止して4月1日に放送された特別番組で初の1ケタ台となる9.7%を記録した後、13話以降は11~13%の前後を推移。舞台を奄美大島に移した18話の14.4%から下がり続け、22話で13.4%に再浮上してものの、再び12%台に落ち着いた。

島津久光(青木崇高)の逆鱗に触れて切腹を命じられた吉之助(鈴木亮平)だったが、小松帯刀(町田啓太)らの進言により減刑され、再びの島流しに。徳之島に流された吉之助のもとに、愛加那(二階堂ふみ)が二人の幼子を連れてたことで穏やかな日々を過ごすことができていたが、重罪人だけが流される地の果て・沖永良部島への遠島を命じられる。しかも、野ざらしの牢に入れられるという極めて異例の極刑。その牢に酒に酔った謎の男・川口雪篷(石橋蓮司)が現れる。

吉之助は風雨にさらされた牢の中で次第に衰弱していく。雪篷は瀕死の吉之助を抱きかかえ、竹筒ではうまく口に注げなかった水を、口移しで無理やり飲ませる。このシーンについて、石橋は「西郷はまさに死に瀕していたと思うんですよ。どうしても水を飲ませて救命したいと思えば、茶わんなんかもどかしいし、やっぱり体の中に入れてやるのが一番いいと思いましてね。だから、口移しで飲ませるという表現を選びました」(公式サイト「週刊西郷どん」より)と説明。

また、「僕は純粋に命を助けたいという気持ちでやったのですが、どうも鈴木が喜んじゃってねぇ(笑)。『須賀どんでも愛加那でもなく、吉之助の初キスシーンは雪篷さんになりました』って」と振り返り、「ただ言っておきますけど、下手でしたからね、あいつは。まったく、無反応でした(笑)」と冗談交じりに補足している。

『西郷どん』視聴率推移・一覧(ビデオリサーチ調べ・関東地区)