アイドルグループ・関ジャニ∞の渋谷すばるが25日、大阪・カンテレ本社で、同局のバラエティ番組『関ジャニ∞のジャニ勉』(毎週水曜24:25~ ※関西ローカル)の自身最後の収録に参加した。この模様は、7月4日(24:30~)に放送される。

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    (左から)横山裕、渋谷すばる、安田章大、大倉忠義、錦戸亮、丸山隆平、村上信五=カンテレ提供

2007年5月にスタートし、隔週で地元・大阪に帰って収録を行う同番組は、関ジャニ∞にとって放送期間は最長の番組。年内でジャニーズ事務所を退所し、音楽活動に専念することを発表している渋谷は、最後の収録を前に、「ジャニ勉らしく、関ジャニ∞らしくできたらな~って思っています。ま…ひとり1人とチューはしたいなと思ってるんですけどね(笑)。最後は。ひとり1人とね(笑)。ちょっといろんな思いを込めて(笑)。それぐらいの気持ちで(笑)」とコメント。

さらに、「その時の自分を全部さらけ出して見てもらおうって。それしかできないというか。だから、何も取り繕うこともなく、ありのままの自分を、視聴者の皆さんにも、長年見てもらってきたスタッフの人たちにも届けられたらなって思いますね」と思いを語って、本番に臨んだ。

通常のレギュラー放送の収録では、スタジオにゲストを招いて“ゆずれないこだわり=頑固道”についてトークするスタイル。だが、最終収録の今回は、メンバー7人だけで行われ、村上信五は「今回は7人のみでお送りします!」、横山裕も「初めてですね。このスタイル!」と興奮ぎみだ。

内容は、メンバー全員で、関ジャニ∞の歴史と『ジャニ勉』11年の歴史を重ね合わせながら総ざらいし、“師匠”や“へびおじさん”、“たこ焼きマン”といった番組内で生まれた名物キャラクターをはじめ、“さかなさかな”、“ひき肉ダンス”など数々の名シーンを生み出していった関ジャニ∞の成長の軌跡を、VTRと番組特製の年表で振り返る。

VTRは、スタッフが、これまで放送した11年分の合計557回のOAを全部確認し、選りすぐりの名場面を集めてまとめ上げたもの。VTRを見ながら、当時の思い出や今だから話せる裏話を語り合った。

収録では、「俺らのアルバムみたいな感じやん!」(錦戸亮)、「これだけやってきて振り返ったことないもんね」(横山)、「珍しいな。ジャニ勉が僕らのことを褒めてくれるなんて(笑)。11年間ムチャぶりされ続けてきたな」(大倉忠義)、「ハハハ! ちょっとこういうの恥ずかしいな(笑)。すげ~な! おもろ~!!」(渋谷)、「スタッフ! もっとええとこあったはずやろ(笑)」(村上)、「村上さん、過去VTR見たら髪の毛遊んでる(笑)」(横山)、「ゆるいパーマあてとった(笑)」(渋谷)、「たしかに、俺遊んでる~(笑)。髪、そよがせとった(笑)」(村上)、「400回の箱根ロケでは、僕とヤスで山田(丸山&安田のコンビ名)のギャグやったね!」(丸山隆平)、「2/∞で亮と行ったロケきっかけでハマるものを見つけて。ロケに行かせてもらってありがとう!」(安田章大)など、口々に思い出があふれ出す7人だった。

ジャニーズ事務所に96年に入所し、カンテレで97年にスタートした『Kanjani Knight』に、関西ジャニーズJr.となって程なくの頃から出演していた渋谷。そして、02年には『J3KANSAI』の番組内で、関ジャニ∞を結成。その後、『ほんじゃに!』を経て、07年に冠番組となる『関ジャニ∞のジャニ勉』がスタートした。

そんな番組に対して、渋谷は「ジャニ勉については、やっぱり特別というか。テレビ局の実家感みたいな。安心感とか、やっぱり長年やらしてもらってるからこその空気感がずごくある。でも、なんか、それだけじゃない…常に、その時の自分らを、ちゃんと成長してるかというか、厳しく見てくださってるようなことも感じるから。それってもう愛情でしかないと思うし。そこに対して自分らに何ができるかって常に。育てていただいている…そういう気持ちに対して、僕らが何をお返しできるかっていうようなことをずっとさせてもらっていたので。ホントにありがたい、大事な場ですよね」と語っている。

なお、今週27日(24:30~)の同番組では、関西の“ええやん”を求めて街ブラするロケコーナー「2/∞」で、横山と渋谷が3週にわたって大阪・扇町のカンテレ界隈を街ぶらする最終週。渋谷にとっては、最後となる2/∞ロケで、関西ジャニーズJr.時代からの思い出が詰まったカンテレ界隈で、はたして、どんな“ええやん”が認定されるのか。最後は、梅田にある1周15分の観覧車で、2人きりで語り合う。