全国SNSカウンセリング協議会と全国心理業連合会はこのほど、大阪北部地震の被災者を対象に専門のカウンセラーによる「LINE」を利用した無料相談事業を開始した。
地震後は、命の危機など強い恐怖を体験して発症する被災者の心的外傷後ストレス障害(PTSD)への対応が大きな課題となっている。
PTSD になると被災者は、強い不安や不眠が長期間続き、体験が突然よみがえる「フラッシュバック」や、自殺したいと思う気持ちが起きる場合もあるとのこと。カウンセリングは、これらを乗り越える認知行動治療法として有効性が高いと評価されているという。
全国 SNS カウンセリング協議会と全国心理業連合会はこれまでも、 LINE を活用したいじめ相談事業や自殺相談事業を行ってきた。今回開始した無料相談事業は、その経験知見を活かして実施するもの。7月1日までの19時~22時の間、「大阪北部地震 心のケア」のアカウント(LINE@ID : mindcare1806)で相談を受け付ける。