ユナイテッド航空(本社: シカゴ)は10月28日、成田=グアム線にボーイング777-200ER型機を再導入する。毎日3便運航している成田=グアム路線の、朝便(UA827、UA828)と夜便(UA874、UA873)に777型機を再導入することで、同路線の1日当たりの供給座席数が約2倍に増加する。
同社の777-200ER型機は、ユナイテッド・ビジネス28席、エコノミープラス102席、ユナイテッド・エコノミー234席、合計364席仕様となる。2017年秋以降、地政学的な理由による日本からのグアム旅行の急激な需要低下を受け、成田=グアム路線において、それまでの777型機2便とボーイング737型機1便の運航体制を、全便166席仕様の737型機3便に変更していた。なお、午後便(UA196、UA197)は、10月28日以降も166席仕様の737型機にて運航する。
今回の777型機の再導入について、ユナイテッド航空日本・太平洋地区営業担当支社長のアリソン・エスプレイ氏は、「今回の決定は、日本およびグアム市場に対する弊社の強いコミットメントを明確に表すものです。大型機の再導入により、日本から最も近い海外ビーチリゾートとして名高いグアムへ、より多くの日本の旅行者がさらに便利に、そして快適にお越しいただけるようになります」とコメントしている。
なお、777型機運航便の航空券の予約・販売は、ユナイテッド航空ウェブサイト、同社予約課及び主要旅行会社にて、6月24日より開始している。また、2018年夏期のグアム旅行の需要拡大を見据え、8月2~27日までの期間、日本国内2都市(成田、名古屋)からグアムへ計20便の臨時便を運航する。同臨時便は、成田から計13便、名古屋から7便を予定している。
ユナイテッド航空は現在、日本からグアムへ運航する唯一の米系航空会社として、日本4都市(成田、名古屋、関西、福岡)からグアムへ週40便を超える直行便を運航している。ユナイテッド航空では、引き続き需要動向を注視しながら、今後も必要に応じて座席供給量を調整していくとしている。