アイドルグループ・嵐の二宮和也主演のTBS系『ブラックペアン』が24日に最終回を迎え、全話平均視聴率14.3%をマーク。これまで1位だったV6・井ノ原快彦主演『特捜9』(テレビ朝日系)を抜き、4月スタートの民放春ドラマ全話平均視聴率でトップに立った(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区 ※以下同)。

2018民放春ドラマ全話平均視聴率ランキング

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    対象は4月スタートのプライムタイム(19~23時)に放送された地上波民放連続ドラマ。各話の番組平均視聴率を元に放送時間を加重平均して算出。
    (※)…『花のち晴れ~花男 Next Season~』は26日に最終回

好調が続くTBS・日曜劇場枠の『ブラックペアン』は、初回13.7%と3位で発進し、概ね中間地点の5月13日時点の全平均では12.87%と4位につけていたが、第8話16.6%、第9話16.2%、最終話18.6%と終盤で上昇し、上位3位を占めていたテレ朝の刑事ドラマを抜き去った。春ドラマは、『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)がまだ1話(26日最終回)を残しているが、このまま『ブラックペアン』がトップとなるのは、ほぼ確実な情勢だ。

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『ブラックペアン』に出演した竹内涼真(左)と加藤綾子

そのテレ朝刑事ドラマ『特捜9』『未解決の女 警視庁文書捜査官』『警視庁・捜査一課長 season3』の3作品は、全話2ケタをキープする安定した推移で、2~4位を堅持。全話平均を2ケタに乗せたのは、以上の4作品のみとなった。

初回視聴率から全話平均視聴率を比較して数字がアップしたのは、『ブラックペアン』、『警視庁・捜査一課長』、『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―』(フジテレビ系)、『花のち晴れ』(6月19日放送・第10話時点)の4作品となっている。

ランキングの対象は、プライムタイム(19~23時)に放送されているドラマだが、TOKIOの松岡昌宏が主演する『家政夫のミタゾノ』(テレ朝系)は、23時台ながら8話平均で6.7%と健闘。5月25日放送の第6話は8.1%を記録した(全話平均6.7%)。

また、SNSを中心に大いに話題を集めた田中圭主演『おっさんずラブ』(テレ朝系)は、初回の2.9%から最終話(第8話)で5.7%と、約2倍の上昇で有終の美を飾っている(全話平均3.9%)。