俳優の竹内涼真(25)が、嵐の二宮和也主演のTBS系日曜劇場『ブラックペアン』(毎週日曜21:00~)で、研修医・世良雅志役を好演中だ。医師たちの激しい権力争いが繰り広げられ、二宮演じる“オペ室の悪魔”こと渡海征司郎のダークヒーローぶりも炸裂する中、まっすぐな性格で真摯に医療と向き合う世良も際立った存在感を放ってる。
そんな竹内に、本作での役作りや撮影エピソードについてインタビュー。前・後編で紹介する。後編では、主演の二宮との共演の感想や、現場でのやりとり、さらに、プライベートについても話を聞いた。
主演・二宮和也のすごさを実感
――主演の二宮さんと共演して、刺激を受ける部分はありますか?
お芝居がすごいし、ご一緒させていただいて本当にゾクゾクしますね。いろんな場を経験されている二宮さんだからこそ、ドラマの現場でバッと自分のやりたいことや思い描いていることを出すことができるんだと思うんです。
――二宮さんに言われてうれしかったことや印象に残っていることは?
2話で僕とやったシーンが楽しかったって言っていただけたのがすごくうれしかったです。
現場での二宮の振る舞いにも感謝
――現場の雰囲気はどんな感じですか?
撮影していない時間はとても盛り上がっています。二宮さんが居心地がいい楽しい雰囲気にしてくださるので、すごく感謝していますし、すごいなって思っています。二宮さんに聞いたら「いや、別に俺何もしてないよ」って言うと思いますけど、持っている雰囲気や醸し出している雰囲気が素敵で、すごく居心地いい現場です。
――カメラが回っていないところでも二宮さんが座長として盛り上げてくれるんですね?
はい、そうですね。
――それ以外にムードメーカー的な人は?
僕とか、若いし元気なので! 苦悩しているシーンは元気ないですけど、基本的には笑いが絶えないです。スタッフさんもチームワークがよく、そこに僕らも混ざって一緒に盛り上がるときもありますし、いいチームだなと感じますね。
――二宮さんは今回、“オペ室の悪魔”と言われる強烈なキャラクターを演じていますが、スイッチのオンオフがすごいのでしょうか?
スイッチの入りどころがいつなのかわからないので、あんまりそのギャップにはびっくりしていないです。二宮さん本人が言っていましたが、「よーい、はい!」ってなってからスイッチが入るそうです。
――二宮さん演じる渡海の強烈さに驚きませんでしたか?
おもしろいですよ。また、台本と現場のギャップに対応して自分なりにすごくリアルにお芝居されているのがすごく印象的で刺激ですね。現場でいかにリアルにやるか考えて答えを出すのはまだ僕なんかには難しいんですけど、二宮さんはそのスピードが早いです。僕は見ていて自然に見える演技が好きなので、そのたびにすごいなと感じます。医療現場を切り取っているという風にするのが一番リアルだと僕は思っていますが、そういうところをストイックにやられている姿がすごく素敵です。
芸能界で大切にしていること
――このドラマは医療業界でのドロドロとした人間関係、そこでどう生き抜いていくかということが描かれていますが、芸能界で生きていく上で大切だなと思っていることを教えてください。
人を好きになること。興味を持つこと。あと、もし自分に後輩がたくさんできたら、大事にしなきゃいけないなと思います。
――それはご自身の経験からですか?
僕にはよくしてもらう先輩もいます。だから自分がそうなったときに、そういう風にできる人にならないいけないなと思っています。
――こういう先輩になりたいなと思い描いている人はいますか?
余裕のある人ですね。やっぱり後輩が困っていたら助けてあげられるような器の大きい人間になりたいです。自分にいっぱいっぱいだとそういうことはできないので。
――ドラマの撮影などで忙しくなると、どうしてもいっぱいいっぱいになってしまいそうです。
でも自分1人でやっているわけではないので、自分だけじゃないっていうことを常に意識するようにしています。周りが見えなくなるといけないし、「変わったね」って言われたくないなって思っています(笑)
プライベートでの楽しみ
――プライベートについても少し質問させてください! スタイル維持や美容に関して日々心がけていることはありますか?
運動することと、自分が好きなものだけを食べないこと。食事は選びます。太りやすい体質なので、毎日気を付けています。
――大事にされているクワガタは元気ですか?
元気です!
――毎日声をかけているんですか?
毎日ではないですね、3日に1回くらいのペースで世話をしています。ペットというより、見てかっこいいなっていう感じです。かわいがるとかではなく、動くフィギュアを見ているような感覚です。
――ほかに最近ハマっていることはありますか?
ハマるってあんまりないんですよね。ハマるまでに時間がかかるじゃないですか。最近はずっと『ブラックペアン』の撮影をしていて、その時間があまりなかったので。基本的にずっと好きなのは、マーベルヒーローとチーズとワインです。
――東京コミコンでも、マーベル愛を熱く語ってらっしゃいましたね。
最新作(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』)のために、暇さえあれば見直しています。全部! 意外と忘れているシーンもあるので、見直した方がより楽しめます。
――マーベルヒーローで好きなキャラクターは?
キャプテン・アメリカが好きです。
――最後に、4月26日で25歳に。どんな25歳にしたいですか?
もうちょっと毎日を計画的に過ごせるようにしたいですね。でも、25歳だから特に何かということはあまり構えていなくて。30歳に近くなる感じはしますけど、そんなに変わらないと思います。
竹内涼真
1993年4月26日生まれ、東京都出身。185cm。血液型A型。趣味&特技はサッカー、歌。2013年、女性ファッション誌『mina』の男性専属モデルオーディション「minaカレグランプリ」で、2,457人の中からグランプリを獲得。2014年、『仮面ライダードライブ』の主演に抜てきされ注目を集める。主な出演作に、ドラマ『下町ロケット』(TBS)、『時をかける少女』(日テレ)、『ラストコップ』(同)、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、『過保護のカホコ』(日テレ)、『陸王』(TBS)、映画『青空エール』(2016年)、『帝一の國』(2017年)、『ラストコップTHE MOVIE』(2017年)など。また、8月1日に主演映画『センセイ君主』の公開が控える。
場面写真=(C)TBS