ライオンは6月21日、共働きの人を対象とした「夫婦の家事に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2018年5月25~29日、対象は全国の結婚して共働きをしている30代~40代で、有効回答は500人。
まず、妻に夫の家事に不満があるか尋ねたところ、「ある」が24.4%、「たまにある」が54.4%と、8割近い78.8%が夫の家事に不満を持っていると回答した。次に妻が夫にしてほしい家事を聞くと、1位が「ゴミ捨て」(69.6%)、2位が「風呂掃除」(64.8%)、3位が「食器洗い」(40.8%)の順となった。
続いて妻が自分でやりたい家事を調べたところ、1位は「日用品などの買い出し」(46.0%)で、理由としては「高いものを買いそうだから」(40歳・兵庫県)など、家計を気にする声が目立った。2位は「洗濯」(41.2%)で、妻からは「シワを伸ばさないから」(43歳・愛知県)との声が最も多く寄せられた。次いで3位は「料理」(37.6%)と続いた。
一方、夫が自分でしたいと思う家事の1位は「ゴミ捨て」(56.4%)で、妻が夫にしてほしい家事の1位と一致した。しかし、2位の「洗濯」(45.2%)、3位の「日用品などの買い出し」(40.0%)については、妻が自分でやりたい家事の2位と1位との結果に。同調査では「夫の方で、積極的に家事をしていると思っていても、知らず知らずのうちに妻の不満はたまっているのかもしれない」と推測している。
また約半数にあたる48.8%の夫は「家事をしたくもないのに、妻を気遣うフリをしたことがある」と回答し、「妻の機嫌をとるためや夫婦円満を保つために家事をしている」(同調査)ことがわかった。