東京急行電鉄と東急レクリエーションは22日、新宿「TOKYU MILANO」跡地を中心とした約4,600平方メートルの敷地において推進している「歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」について、6月14日に内閣総理大臣による認定を受け、6月21日に告示されたと発表した。
「歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」は東京圏国家戦略特別区域における国家戦略都市計画建築物等整備事業として、東京都および新宿区の都市計画審議会による審議、国家戦略特別区域会議による区域計画案の作成を経ている。
この計画では、エンターテインメント施設を中心に文化が育まれた都内有数の観光拠点、新宿歌舞伎町エリアに地上40階・地下5階、高さ約225mの高層複合施設を計画している。多様な大衆娯楽文化を世界に発信するステージとなる劇場、ライブホール、映画館などの複合エンターテインメント施設をはじめ、グローバルツーリストの多様な滞在ニーズに対応するホテル、地域の社交場となるレストランといった宿泊・交流機能を一体的に整備し、街の核となる新たな都市観光拠点を創出する。
都市観光インフラとして、空港連絡バスルートの形成による歌舞伎町エリアへのアクセス性の向上や、西武新宿駅前通りおよび計画地周辺道路のリニューアル整備による街の回遊性とにぎわいも創出。隣接するシネシティ広場と同計画が一体となった、街のにぎわいの中心となる「屋外劇場的都市空間」を形成するとともに、シネシティ広場などの公共空間と同計画が一体となったエリアマネジメントを「歌舞伎町タウン・マネージメント」と連携して実施し、歌舞伎町全体へのにぎわいの波及をめざす。
今後は東京圏国家戦略特別区域の特定事業として、2019年7月の着工、2022年度の竣工をめざし、計画の具体化を進めていく。東急グループでは現在、関係者と協力して推進している渋谷駅周辺再開発のほか、同計画の推進によって、国際観光都市としての東京の魅力向上に貢献するとのこと。