南海電気鉄道は20日、高野山ケーブルカーへの新型車両の導入にともない、現在運行している3代目高野山ケーブルカー4両(コ11型・コ21型、コ12型・コ22型)が11月25日に引退すると発表した。7月から引退を記念した「ありがとうキャンペーン」を実施する。

  • スタンプラリーパンフレット表紙イメージ

  • 記念乗車券(極楽橋駅発版)イメージ

キャンペーンではスタンプラリー、記念乗車券の発売、高野山ケーブルカー巻上機見学会の3つの企画を展開する。スタンプラリーでは、高野山駅など3カ所に設置されたスタンプを専用のパンフレットにすべて集めることで、3代目ケーブルカーをデザインした特製ピンバッジ(先着3,000個)をプレゼント。実施期間は7月21日から11月25日まで(賞品がなくなり次第終了)となる。

記念乗車券は極楽橋駅発版と高野山駅発版の2種類で、各390円。7月21日から11月25日まで、南海電鉄の各駅(係員無配置駅など一部の駅を除く)と郵送・インターネットで販売する。郵送・インターネットは2枚セット(780円)で販売。記念乗車券に台紙は付属しないが、南海電鉄の主要駅に設置する特製チラシが台紙として利用できるデザインになっているという。郵送・インターネットで販売する際は特製チラシが同封される。

高野山ケーブルカー巻上機見学会は、小学3~6年生とその保護者を対象に7月21日に開催。高野山駅に集合し、今年で見納めとなる国内最大級の巻上機の見学とケーブルカーについてのクイズ大会を行う。参加費は無料だが事前申込制(先着順)となる。5回に分けて実施され、2~3人を1組として各回7組参加できる。申込みは「南海電鉄ほっと・ねっと」のウェブサイトにて受け付ける。