買い物をしたあと、自分の買った商品が値下がりしているのを見て落ち込んだことはないでしょうか? なんとなく損をした気分になるものです。とくにAmazonでは、商品の値段が短期間に上がり下がりすることが珍しくありません。
そこでおすすめしたいのが、Firefoxの拡張機能「Amazon Price Tracker - Keepa.com」です。割安なタイミングで買い物をするのをサポートしてくれます。
「Amazon Price Tracker」で価格の変動履歴を調べる
商品を買うときに、価格比較サイトなどで最安値を調べてから買い物をする人は多いでしょう。最安値だと思って、実際にAmazonで買い物をしたところ、後日さらに値段が下がっているのを発見することがあります。
落ち込む必要はありませんが、気持ちがモヤッとするのは避けられません。そこで使いたいのが、Firefoxの拡張機能「Amazon Price Tracker - Keepa.com」(以下、Price Tracker)です。
Price Trackerは、Amazonの商品ページに価格履歴をグラフで表示する拡張機能です。過去のグラフを調べることで、現在の価格が割高なのか割安なのかを判断する目安や、近いうちにセールが発生する可能性を予測する材料にできます。できるだけ最安値で買いたいと思っている人にマストの拡張機能です。
使い方は簡単です。Price TrackerをFirefoxにインストールしたら、Amazonの商品ページを表示します。価格履歴がグラフで表示されますね。オレンジ色の領域はAmazonの価格で、それ以外のラインは出品者の販売価格です。青の線は新品、グレーは中古品の価格履歴を示しています。
価格の変動が少ない商品は、グラフの線も直線的です。時期によって大きく変動するものは、線が上下に激しく動いているはずです。グラフを見れば、現在の価格が割高かそうでないかの判断が付きます。
タイムセール(Lightnning Deal)や、アウトレットで販売されたときの価格も調べることができます。タイムセールには、赤い丸印が付きます。頻繁にセールで販売されている商品は、丸印がたくさん表示されるため一目瞭然です。次のタイムセールが決まっている場合は、グラフの下に表示されます。また、アウトレットで販売されたときの価格は紫色で表示されます。
グラフがごちゃごちゃしているように感じるときは、「設定」を開いて任意のグラフだけ表示すると見やすくなります。グラフは「3カ月」「1年間」「全期間」などに切り替えることができ、カーソルを合わせるとそれぞれの時点での価格が浮き出ます。
全期間を通しての最安値や最高値を知りたいときは、「統計」にカーソルを合わせてみましょう。過去の最低価格や最高価格、平均価格が浮き出てくるので、現在の価格と簡単に比較できます。
「Amazon Price Tracker」のトラッキング機能でセールを逃さない
Price Trackerには便利な機能があります。それが「トラッキング」です。たとえば、Price Trackerの価格履歴によって、欲しい商品が20%以上安い値段で販売されることがあるとわかったとします。ただし、セールがいつ開催されるのか、具体的な日時はわかりません。こんなとき、毎日Amazonのサイトをチェックするのは面倒です。
そこでトラッキング機能の出番です。「商品のトラッキング」タブを開いて、目標価格を設定しておきます。セールが実施され設定した目標価格まで下がったときに、メールやTwitterなどで通知を受け取れます。価格を毎日調べなくても、じっと待っていれば、安いタイミングで買い物ができるというわけです。
トラッキング機能の使い方も簡単です。価格を設定したら「トラッキング開始」をクリックします。アカウント登録の画面になりますが、「Continue as Guest」をクリックすればアカウント登録なしでトラッキングを行えます。TwitterやFacebook Messengerはアカウントの認証が必要ですが、メールアドレスなら入力して保存するだけでOKです。