元日本代表監督イビチャ・オシム氏が、20日に放送されたMBS『戦え!スポーツ内閣』(24:01~24:58)でインタビューに応じ、サッカー日本代表や対戦相手について語った。

  • 元日本代表監督イビチャ・オシム氏

オシム氏は、1990年イタリアW杯でかつての母国ユーゴスラビアをベスト8に導いた名将。脳梗塞で惜しまれながら日本代表監督を退任した後も、人生にも通ずる示唆に富んだその言葉は、ことあるごとにメディアから求められてきた。

インタビューはロシアW杯開幕直前、オシム氏が滞在するオーストリアのグラーツ市内で行われた。オシム氏は、大会前に日本やセネガルが行った親善試合も観ていたという。

24日24時から行われるセネガル戦について、オシム氏は「H組でもっとも困難な相手。身体能力の差を技術で補うのはとても難しい」という。その一方で、「コロンビアのような狡賢さは、セネガルにはない」「彼らより早く頭を使って粘り強くプレーすれば、ゴールを奪うことは不可能ではない」と攻略のヒントも提示した。

グループリーグ突破を目指す日本代表については「自分たちを信じることだ。日本は運動量が豊富で、走ることに長けている。技術的にも戦略的にも高く、アグレッシブなゲームができる。それはサッカーにおいてとても重要なことだ」と評価。そして、「試合が終わったあと、必ず悔いが残るだろう。しかし終わってからでは遅い。試合中に後悔しないようにいろいろやってみなさい。日本になら、それができる」とエールを送った。

この収録にゲストとして出演し、現役時代オシムJAPANでプレーした元日本代表の加地亮は、VTRで流された数々の“オシム語録”に「涙が出そう」とコメント。番組MCの武井壮も「日本ができることを論理的に、しかもクールなのに熱があって。背中を押してくれるような。日本を評価してくれて勇気が出ましたね」と感動していた。

ちなみに小杉は、オシム氏を紹介するくだりで「イビシャ・オチム」と言い間違え、共演者たちから糾弾されていた。

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(C)MBS