田原本線沿線各町(王寺町・河合町・広陵町・三宅町・田原本町)と近畿日本鉄道は田原本線開業100周年を記念し、7月28・29日に各種イベントを開催する。田原本線では7月18日から、復刻塗装列車の第2弾としてダークグリーンの塗装色の列車を運行開始する。

  • ダークグリーンの復刻塗装列車は7月18日から田原本線で運行開始

田原本線は1918(大正7)年4月26日に前身である大和鉄道が田原本(現・西田原本)~新王寺間で運輸営業を開始。以来、沿線の住民をはじめ多くの人々に支えられ、開業100周年を迎えた。これを記念し、近鉄は復刻塗装列車の第2弾として、1970年代半ばまで田原本線で運行していた600系のダークグリーンを再現した列車を田原本線などで運行。運行開始当日の7月18日、10時30分から西田原本駅で出発式を行う。

また、田原本線100周年記念復刻塗装列車2編成において、車内の吊り革の持ち手上部にPR枠を設置。「田原本線100周年の歴史」が掲載される。

  • 復刻塗装列車の吊り革を使った田原本線100周年PRも

沿線各町で7月28・29日に記念イベントも開催。王寺町では「王寺鉄道フェスティバル」、河合町では「近鉄田原本線(旧大和鉄道)開通100周年記念イベント」、広陵町では「広陵町 大和鉄道開通100周年イベント」、三宅町では「大和鉄道開通100周年イベント IN MIYAKE」、田原本町では「近鉄田原本線(旧大和鉄道)開通100周年記念イベント」の開催が予定されている。

田原本線全線1日乗降自由となる乗車券「田原本線 1day フリーきっぷ」も発売。利用期間は7月28・29日および10月14日のいずれか1日で、発売期間は6月28日から7月29日までと、9月14日から10月14日まで。王寺駅、新王寺駅、西田原本駅にて大人500円・こども250円で発売される。なお、10月14日にもイベントを予定しているとのこと。