ASUS JAPANは20日、ZenBookシリーズのフラッグシップ機となる、15.6型ノートPC「ASUS ZenBook Pro 15」を、同社PC夏秋モデルとして国内発表した。上位モデルの「UX580」では、サブディスプレイとして使えるフルHDディスプレイ付きタッチパッド「ScreenPad」が搭載されていることが大きな特徴だ。
ZenBook Pro 15 UX580
「ASUS ZenBook Pro 15」は、6月に台湾・台北で開催されたコンピュータ見本市「COMPUTEX TAIPEI 2018」で発表された、クリエイター向けの高性能ノートPC。上位モデルの「UX580」では、通常の15.6型メイン液晶に加え、タッチパッド部に1,920×1,080ドットの5.5型ディスプレイを備えており、サブディスプレイとして使用できる。
「ScreenPad」と呼ばれる、このタッチパッド部のディスプレイには、カレンダーや計算機、音楽再生などの単独アプリを表示したり、メイン画面に表示したOfficeソフトの操作用パネルを表示したりするなど、メイン画面の操作補助に活用できる。単独で使えるアプリは、Microsoft Storeから配信される予定だ。
加えて、メイン画面の拡張ディスプレイとしても利用可能。例えば、メイン画面で見ていたWebサイトをドラッグ操作で「ScreenPad」に移動させたり、Windowsのホーム画面を表示しカーソルキーで操作したりもできる。
一方、通常使用する15.6型ディスプレイは3,840×2,160ドットの4K解像度を実現。Adobe RGBカバー率100%、左右170度の広視野角に対応するなど、クリエイター利用を意識した仕様になっている。ベゼル幅は10mmの狭額縁。天板はZenBookシリーズの特徴でもある、同心円状の溝が掘られたデザインが採用されている。
プロセッサは、最上位モデル「UX580GE-8950」ではIntel Core i9-8950HKを、その下の「UX580GD-8750」ではIntel Core i7-8750Hを採用。いずれも6コア12スレッドのハイエンドCPUで、高いマルチタスク処理性能を備える。グラフィックスには、それぞれNVIDIAのGeForce GTX 1050 Ti、GeForce GTX 1050を採用。高性能ながら、本体の厚さは18.9mm、重量は約2.01kgとスリムにまとめた。
最上位モデル「UX580GE-8950」の主な仕様は次の通り。価格は税別349,800円。カラーはディープダイブブルー。
- CPU:Intel Core i9-8950HK
- メモリ:16GB
- ストレージ:1TB PCIe SSD
- グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX1050 Ti 4GB
- ディスプレイ:15.6型ワイド液晶(3,840×2,160ドット、タッチ対応)
- 光学ドライブ:―
- バッテリ駆動時間:約4.7時間
- 本体サイズ:W65×D242×H18.9mm
- 重量:約2.01Kg
ひとつ下の「UX580GD-8750」の主な仕様は以下の通り。格は税別249,800円。カラーはディープダイブブルー。
- CPU:Intel Core i7-8750H
- メモリ:16GB
- ストレージ:512GB PCIe SSD
- グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX1050 4GB
- ディスプレイ:15.6型ワイド液晶(3,840×2,160ドット、タッチ対応)
- 光学ドライブ:―
- バッテリ駆動時間:計測中
- 本体サイズ:W65×D242×H18.9mm
- 重量:約2.01Kg
ZenBook Pro 15 UX550
「ZenBook Pro 15」は、上記のUX580シリーズから「ScreenPad」を省いたベーシックモデル。15.6型のメイン液晶解像度も4Kではなく、1,920×1,080ドットのフルHDとなる。このほかの主な仕様は、UX580シリーズの「UX580GD-8750」とほぼ同等。主な仕様は以下の通りで、価格は税別199,800円。カラーはディープダイブブルー。
- CPU:Intel Core i7-8750H
- メモリ:16GB
- ストレージ:512GB PCIe SSD
- グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX1050 4GB
- ディスプレイ:15.6型ワイド液晶(1,920×1,080ドット、タッチ対応)
- 光学ドライブ:―
- バッテリ駆動時間:計測中
- 本体サイズ:W65×D242×H18.9mm
- 重量:約1.86Kg