サッカー元日本代表の岩本輝雄氏が、19日のロシア・ワールドカップで日本がコロンビアを2対1で破る歴史的な大金星を、事前の予想でスコアまで見事に的中。ネット上で「すごい」と話題になっている。
岩本氏は試合開始直前の同日17時ごろ、ニッポン放送のラジオ番組『草野満代 夕暮れWONDER4』(16:00~17:40)にゲスト出演。「FIFAランキング上位のチームがコケてますよね。上位のチームの方がやりにくいんじゃないですか? プレッシャーかかってると思いますよ」と上位陣の不調を察し、リスナーから寄せられた「今大会のキープレイヤーは吉田麻也選手だと思います」には、「同じ意見です。僕、どこでもそう言ってたんですよ。守備の統率もそうですし、セットプレーではヘディングも強いのでゴールも狙える。この方、サッカーよく分かってますね。間違いないです」と断言した。
パーソナリティーの草野満代が「ファルカオ止められますか?」とコロンビアのFWラダメル・ファルカオの存在を警戒すると、「全然平気でしょうね。吉田麻也ともうひとりのセンターバック、全く問題ないと思います」と返答。草野が「今日の試合、何対何でどっちが…?」と求めると、「2対1で日本です」と即答し、「スペース与えたら危ないんですけど、ファルカオが出る前にパスを出す選手にプレスかければ。良いボールが来なければ問題ないので」と冷静に分析した。
さらに、2得点の内容についても、「いろんなフォーメーションからいけると思う。日本が先制したらコロンビアが前に来るので、そこのスペースに原口が飛び出して、大迫が飛び出して点とったりできますし。いっぱいありますよ。どこからも点とれるので、何も心配ないです」と言及し、「危ないシーンもあると思いますけど、そこは耐える時間なので。押し込まれている時はシンプルに守って。チャンスは必ずあるので」と語った。
そして、「本当に期待していいですか?」と安心しきれない様子の草野に「はい」、「本当に?」と食い下がられても「はい。いや、負ける理由が分からない」と淡々。「グループリーグは突破する?」にも「はい」と返し、「2勝1分か、2勝1敗で。この3試合、どこに負けてもおかしくないし、どこに勝ってもおかしくない。それはやってみないと分からないですけど、最終的に勝ち点6ぐらいとればいくと思うので。1位か2位か分からないですけど、決勝トーナメントには行くと思います」と今後の展開を推測した。
さらには、「ベスト8に行くと思っています。勝ったらイングランドのグループなので」「スペインやブラジルとかとやったら結構大変だと思うんですけど、ベルギーも強いですが、イングランドだったら絶対に勝つでしょうね」と決勝トーナメント進出後の予想も。草野は、「すごいてすね。断定的に言う……」と戸惑いながらも「分かりました。信じますよ?」と再び確認し、最後は「岩本さんの力強い言葉、ありがとうございました!」と締めくくっていた。
試合後、ネット上では「予言的中。すごい」「完全にあたった」「恐れいりました」と驚く声が多数。週刊誌『週刊大衆』の公式ツイッターは現在発売中の誌面でも岩本氏がスコアまで見事に当てていることを報告し、「元日本代表10番はんぱない」とツイートしている。