アイリスオーヤマは6月19日、紙パック式のコードレススティック型クリーナー「KIC-SLDCP5」および、紙パック式のキャニスター型クリーナー「KIC-BTP2」(有線)を発表しました。KIC-SLDCP5の発売日は6月20日で、参考価格は26,800円(税別)。KIC-BTP2の発売日は7月上旬で、参考価格は19,800円(税別)です。
どちらも共通して、独自開発した自走式ヘッド「サイクロンパワーヘッド」を搭載。ヘッド前方のパワーブラシがカーペットに絡まった髪の毛や糸ゴミをかき出し、後部の吸引口からサイクロン気流で砂粒のような重たいゴミも吸い取ります。また、吸い込んだゴミの量を検知してユーザーに知らせる「ほこりセンサー」も備えました。
KIC-SLDCP5
KIC-SLDCP5は、本体の持ち手付近にモップとモップケースが付属しています。アイリスオーヤマが自社ユーザーに調査したところ、80%以上の人が掃除をするときに掃除機とモップを併用していることがわかったそう。テレビ周りや天井などの高いところをモップで掃除してから、床のゴミを掃除機で吸い取っていくわけですね。それなら掃除機本体にモップも取り付けてしまえ、というありそうでなかったアイデアです。
筆者は部屋を掃除するとき、床だけでなく本棚やテレビの上にホコリが溜まっているのが気になり、モップでさっとホコリを床に落としてから掃除をすることが多いのですが、テレビや本棚の汚れって、なぜだか掃除機を動かしてから気づくんですよね。だから掃除機をいったん置いて、モップを取りに行くのが二度手間。この手間を日々繰り返し、今までどれだけ時間を浪費したかわかりません。掃除機本体にモップがついていたらモップを取りに行く手間が省けます。
モップの素材は、帯電しやすいホリプロピレンを採用。本体に付属するナイロン製のモップケースでゴシゴシこすってモップに静電気を発生させ、ホコリを吸着しやすくした状態で使用します。
モップの使用後は、スタンド下部の穴にモップ先端を差し込んでこすると、スタンド下部にある金属製の放電プレートがモップの静電気を払います。その状態でKIC-SLDCP5のスイッチを入れると、KIC-SLDCP5がモップについた汚れを吸い取ってくれます。モップ単体も1,200円(税別)で購入できますが、このお手入れをきちんとしていれば買い替える必要はないそうです。
KIC-SLDCP5の本体重量は1.4kg。自走式ヘッドも合わさり、床をすいすい進みます。これなら掃除がはかどりそう。連続使用時間は標準モードで約20分、ターボモードで約8分。本体サイズはW224×H1,043×D163mmで、スタンド込みのサイズはW236×H1,098×D210mm。集じん容積は0.3Lです。パッケージにはすきまノズルのほか、交換用の紙パックが3年分の81枚付属します。
KIC-BTP2
KIC-BTP2は、紙パック式のキャニスター型クリーナーの中では、業界で最軽量クラスとなる本体重量3.0kgを実現しています。ホースも従来モデルの直径41mmから34mmまで細くなり、より使いやすくなりました。本体サイズはW191×H195×D352mm、重量は3.0kg。電源コード長は4m。集じん容積は1Lで、運転音は68dBです。
アイリスオーヤマは今後、大型の白物家電と掃除機に注力していきます。掃除機の分野では、日本の家屋や家族構成に見合った製品づくりをして海外ブランドと戦っていくとのことでした。2018年夏ごろ、もうひとつ掃除機の新製品を発表するそう。こちらも楽しみですね。