ブースト5GHz達成の記念プロセッサ

x86アーキテクチャの最初のCPUとして、Intelの「8086」が発表されたのは1978年6月8日のこと。この40周年を記念して、発売された限定モデルが「Core i7-8086K」だ。第8世代(Coffee Lake)のCPUで、型番が変則的でやや分かりにくいものの、従来の最上位モデル「Core i7-8700K」の上位に位置するものとなる。価格は52,000円前後。

  • 左が懐かしの「8086」で、右が最新の「Core i7-8086K」(C:Intel)

6コア/12スレッドは従来と同じで、動作クロックが上がっている。i7-8700Kと比較すると、ベースは3.7GHzから4.0GHzへ、ターボ・ブースト時は4.7GHzから5.0GHzへと向上。初めて、5.0GHzの大台に到達した。TDPは従来同様に95W。

  • Core i7-8086Kのパッケージ。従来同様にCPUクーラーは付属しない

  • 記念モデルということで、箱の作りは違う。i7-8700K(右)より高級感がある

またドスパラ秋葉原本店では、i7-8086Kを搭載するデスクトップPC「GALLERIA GAMEMASTER ZZ 8086K限定モデル」の販売も開始されていた。GeForce GTX 1080 Tiグラフィックスカードを搭載するハイエンドモデルで、価格は321,932円(税別298,086円)。

  • 「GALLERIA GAMEMASTER ZZ 8086K限定モデル」の店頭デモ機

  • CPUはi7-8086K。マザーボードはASRockの「Z370 Pro4」のようだ

なんと2.5インチSSDまで派手に光る!

Teamの「T-FORCE DELTA RGB」は、RGB LEDを搭載した2.5インチSSDだ。上面の発光面積はかなり大きめ。余計な熱源を持ってしまうのは、SSDとしてやや気がかりな点ではあるが、とにかくシステムを派手にしたい向きには良いだろう。オリオスペックでの価格は、250GBが12,398円、500GBが21,470円、1TBが37,562円。

  • Teamの「T-FORCE DELTA RGB」。250GB~1TBの3モデルが登場

  • SSDの上面が発光する。RGB LEDはアドレッサブルのようだ

付属のケーブルでマザーボードと接続し、発光を制御することが可能。マザーボード各社の発光制御機能に対応しているので、他パーツとの同期発光を楽しめるだろう。3D NANDフラッシュを採用しており、データ転送速度(最大)は、リード時が560MB/s、ライト時が510MB/sとなる。

  • 通常のSATA端子2本に加え、発光制御用のマイクロUSB端子が見える