俳優の岸谷五朗が、テレビ東京系ドラマ『天 天和通りの快男児』(2018年秋放送)の主演を務めることが19日、明らかになった。

  • 岸谷五朗(左)

    岸谷五朗(左)

同作は『カイジ』『アカギ』『銀と金』など、ギャンブル漫画の第一人者で、カリスマ的人気を誇る漫画家・福本伸行の原点とも言える同名漫画を実写化。麻雀の請負業(=代打ち)を営む天貴史(岸谷)と、天に憧れる井川ひろゆきが、神域の男と呼ばれる伝説の 雀士・赤木しげるや関西屈指の現役最強の雀士・原田克美らと出会い、日本の裏麻雀界の頂点を決める戦いに挑んでいく。

福本作品を民放で初めてドラマ化した『銀と金』(2017年放送)に制作スタッフが、再集結。原作の福本も「天の、映像化。有難いです。あの傑作、『銀と金』を作ってくれたチームが、また、一肌脱いでくれるとの事。彼らなら、麻雀ドラマの面白さを、世に知らしめて頂けると、信じています!」と信頼を寄せた。

主演の岸谷は「基本的には麻雀卓を囲んで役者が座っている画ですよね。青い海とかは多分出て来ない(笑)。監督含めスタッフの、この作品を連ドラにしようという目論見自体がチャレンジャーだな、って思いました。でもドラマはチャレンジするから面白いんです」と印象を語った。

また、来月クランクインとなるが「まずは(麻雀の)手つきから、役作りを始めています。プロの先生から演技指導で麻雀牌の持ち方を教えて頂いたり、新幹線での移動時間などでも手になじむように牌をずっと触っていたり」と準備中の様子。「あとは麻雀好きな会社のマネージャーと雀荘に行く予定を入れていたりします(笑)」と明かした。

松本拓プロデューサーは、「(『アカギ』主人公の)赤木をはじめ、数々の個性的なキャラ クターを豪華なキャストの皆様に演じて頂く予定です」と示唆。「『型』にはめるドラマづくりはしません。正解もなく常識もないのがテレビ東京のドラマ。『天』のドラマ化で更なる存在感を示せればと思っております」とアピールした。

(C)福本伸行・竹書房/「天」製作委員会