首都高速道路、NEXCO東日本関東支社、国土交通省は、東京外かく環状道路(外環道)三郷南IC~高谷JCT間開通後の首都圏の交通状況を発表した。
外環道三郷南IC~高谷JCT間の開通により、4つの放射道路(東関東道・常磐道・東北道・関越道)が接続。千葉の湾岸エリアと北関東各地が都心を通ることなくアクセス可能になり、所要時間が大幅短縮したという。関越道高谷JCT~大泉JCT間は開通前の60分から40分(20分減)に、東北道高谷JCT~川口JCT間は開通前の54分から26分(28分減)に、常磐道高谷JCT~三郷JCT間は開通前の43分から15分(28分減)に短縮している。
新たに開通した外環道の利用は1日平均4万台(市川中央IC~京葉JCT間)で、首都高中央環状線の交通量は外環道に交通が転換したことにより、東側で約1割減となっている。
国道298号に関しては、市川・松戸間が初めて4車線道路で接続し、1日平均2.4万台が利用。地域の交通状況が改善した。並行する県道の交通量は約2~3割減少しており、大型車交通量は約4~5割減少。旅行速度は市川松戸線で約4割上昇している。