俳優・鈴木亮平が主演を務めるNHK大河ドラマ『西郷どん』(毎週日曜 NHK総合20:00~20:45 BSプレミアム18:00~18:45/再放送 土曜13:05~)の第23話「寺田屋騒動」が17日に放送され、平均視聴率が13.4%だったことが18日、分かった(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。
本編を休止して4月1日に放送された特別番組で初の1ケタ台となる9.7%を記録した後、13話以降は11~13%の前後を推移。舞台を奄美大島に移した18話の14.4%から下がり続けていたが、22話で13.4%に再浮上していた。
島津久光(青木崇高)の逆鱗に触れて切腹を命じられた吉之助(鈴木亮平)だったが、小松帯刀(町田啓太)らの進言により減刑され、再びの島流しに。鈴木が「ただただ切ない。そんな結末が、待っています」と予告していた通り、寺田屋に集結していた有馬新七(増田修一朗)らが同じ薩摩の藩士に斬られ、後日「有馬新七 闘死」を伝える手紙を受け取った吉之助は泣き崩れた。
今回描かれた寺田屋騒動について、演出の石塚嘉氏は、「寺田屋騒動に、吉之助は不在です。このドラマでは、弟の信吾(錦戸亮)が吉之助の分身のように存在し、兄の思いを伝播しようとするもかなわず、惨状を目の当たりにして震える。つまり、『信吾の目を通した寺田屋騒動』を描いています」(番組公式サイトより)と説明。
また、錦戸には特に演出をつけず、「あくまでこの空間に生きてもらい、彼が感じたものをそのままに撮る。痛みをちゃんと感じてもらうことを大事にしました」。同士討ちの悲惨さは、返り血を浴びた信吾の表情からも伝わる。
『西郷どん』視聴率推移・一覧(ビデオリサーチ調べ・関東地区)
- 1話:15.4% 「薩摩のやっせんぼ」(18年1月7日放送)
- 2話:15.4% 「立派なお侍」(18年1月14日放送)
- 3話:14.2% 「子どもは国の宝」(18年1月21日放送)
- 4話:14.8% 「新しき藩主」(18年1月28日放送)
- 5話:15.5% 「相撲じゃ!相撲じゃ!」(18年2月4日放送)
- 6話:15.1% 「謎の漂流者」(18年2月11日放送)
- 7話:14.3% 「背中の母」(18年2月18日放送)
- 8話:14.2% 「不吉な嫁」(18年2月25日放送)
- 9話:14.8% 「江戸のヒー様」(18年3月4日放送)
- 10話:14.4% 「篤姫はどこへ」(18年3月11日放送)
- 11話:14.6% 「斉彬暗殺」(18年3月18日放送)
- 12話:14.1% 「運の強き姫君」(18年3月25日放送)
- 特番:9.7% 「~西郷どんと斉彬 密着120日~」(18年4月1日放送)
- 13話:13.0% 「変わらない友」(18年4月8日放送)
- 14話:11.9% 「慶喜の本気」(18年4月15日放送)
- 15話:13.4% 「殿の死」(18年4月22日放送)
- 16話:11.1% 「斉彬の遺言」(18年4月29日放送)
- 17話:12.0% 「西郷入水」(18年5月6日放送)
- 18話:14.4% 「流人 菊池源吾」(18年5月13日放送)
- 19話:13.7% 「愛加那」(18年5月20日放送)
- 20話:12.2% 「正助の黒い石」(18年5月27日放送)
- 21話:12.0% 「別れの唄」(18年6月3日放送)
- 22話:13.4% 「偉大な兄 地ごろな弟」(18年6月10日放送)
- 23話:13.4% 「寺田屋騒動」(18年6月17日放送)