インテージリサーチは6月18日、「副業に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は3月23日~26日、有効回答は16歳〜79歳の1万人。
1割超が「副業で副収入を得ている」
「副業や副収入を得ることを意識した活動」の実施状況を聞くと、10.7%が「副業により副収入を得ている」と回答。内訳は、「安定していないが、副収入が得られる」が6.6%、「ある程度決まった額の副収入が得られる」が4.1%となった。
また「副収入は得ていないが、副業を意識した活動をしている」との回答は3.3%、「副業は行っていないが、今後何かしてみたいと思っている」は30.5%で、計33.8%が副業に関心を持っていることがわかった。
実際に行っている副業の内容を尋ねると、男性は20代以上で「株式や金融商品、仮想通貨等に投資」が10%を越え、特に30~49歳では12.9%と高かった。一方、女性は全年代で「アンケートモニターやポイントサイト、レビューへの参加」「ハンドメイド商品などを作ること」の回答が多い傾向がみられた。
副業や副収入を得る活動を行う・関心がある理由としては、「主業の収入だけでは物足りない」が42.1%と最も多く、次いで「現在の収入には困っていないが、将来の生活費などが不安」が29.2%と続いた。
正社員に限ってみると、「現在の収入には困っていないが、将来の生活費などが不安」との回答は全体より多い35.0%となり、特に従業員数1,000人以上の大企業に勤める人では46.6%に上った。同社は「大企業に勤める人であっても、将来の生活費などの経済的な不安を感じており、副業や副収入を得る活動を行う動機の一つとなっている」と分析している。