大阪府北部を震源とする地震(大阪市北区などで震度6弱を観測)が6月18日朝に発生したことを受け、大阪駅・京都駅などから各方面に向かう在来線特急列車も運転見合わせが相次いだ。東京駅発着の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」も運転取りやめが決まった。

  • 寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」。地震の影響により、6月18日は下り・上りともに運転取りやめ

地震発生後、京阪神地区の新幹線・在来線は全線運転見合わせに。新幹線はすでに運転再開したが、JR西日本の在来線は東海道・山陽本線(琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線)をはじめ、主要路線で運転見合わせが続いている。

地震の影響で、北陸方面の特急「サンダーバード」は大阪~金沢間で終日運転取りやめ、特急「しらさぎ」も名古屋・米原~金沢間で運転を取りやめた。なお、特急「しらさぎ」の運転取りやめにともない、6月18日の「北陸本線~米原駅経由~東海道新幹線~東京駅」で有効なきっぷを持つ利用者は「金沢駅~北陸新幹線~東京駅」の経路でも利用可能(ただし乗車する経路の特急券が別途必要。元の経路の特急を持っている場合は払戻しを行う)とのこと。

北近畿方面の特急「きのさき」「はしだて」「まいづる」「こうのとり」「はまかぜ」、鳥取方面の特急「スーパーはくと」、関西空港方面の特急「はるか」も運転取りやめ。特急「くろしお」は一部列車を除き、新大阪~和歌山間で運転取りやめとなった。

東京駅発着で高松・出雲市方面へ向かう寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」(東京~岡山間は併結運転)も、地震の影響で下り・上りともに運転取りやめとなった。東京駅では在来線改札口付近に「寝台列車運休のお知らせ(6/18分)」も貼り出されていた。