ライカカメラジャパンは6月16日、レンズ交換式カメラの新製品「ライカ M10 Edition Zagato」を発表した。フルサイズの2400万画素CMOSセンサーを搭載する「ライカ M10」をベースにした初の特別モデルで、自動車のデザインを多く手がけるイタリアのアンドレア・ザガート氏がデザインを手がけた。外装や操作ボタン類にすべてアルミニウムを用いたのが特徴で、ベースモデルよりも70gの軽量化も図った。販売台数は全世界で250台限定。発売は7月の予定で、価格は未定。
外装は、アルミニウムの素材感を生かした仕上げになっている。前面や側面は、レザーの代わりに細かな溝を刻んだアルミニウムを配し、ホールド性と操作性を高めた。シャッターボタンのみ赤く仕上げ、デザインのアクセントとしている。シリアルナンバーを刻印したアルミニウムプレートをカメラの底面に配置しており、底面のベースプレートを開けた時のみ確認できるようにした。
製品には、カメラ本体と同色に仕上げたオリジナルデザインの交換レンズ「ライカ ズミルックス M f1.4/35mm ASPH.」が付属する。レンズ一体型のフードを搭載しているのが通常モデルにはない特徴で、フードを引き出してロックする作業がワンタッチでできる。
エンボス加工が施された赤い本革ストラップも付属する。ストラップの取り付け部を角形に仕上げたのが、オリジナルのライカ M10にはない特徴となる。