お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(54)が、17日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、昨今のパワハラ問題について持論を述べた。
番組内で、日本レスリング協会の強化本部長を辞任した栄和人氏の問題が取り上げられ、松本は「力強い人との握手みたいなもの。『痛い!』と言われたら、ごめんねと言うしかない」とパワハラをする側とされる側の関係性を例えた。
「僕なんておっさんで、それなりに立場があるからパワハラ、セクハラは言われたら終わり」と危機感をつのらせ、「何もしてないという証拠を見せられない。『私はあれが嫌でした』と言われたらセクハラになってしまう」と吐露する。さらに、「ため息ひとつでも『恐かったです』と言われたら……」と想像をふくらませ、「非常に難しい世の中になってきたなと思う」と深刻に捉えていた。
一方、栄氏の謝罪会見については、「全然フォローするつもりないですよ」と前置きした上で、「パワハラした人は、『俺、パワハラしたぜ』なんて思ってないから。『今日もパワハラするぞ』とも思ってないやろうし」とコメント。「本人にしたらこれが本音なんでしょうけど」と一定の理解は示しながらも、「謝罪会見するならば、嘘でもやっぱり、そんなこと言ってもしょうがないのでちゃんと謝るしかないよね」「本人に謝ってないことが論外」と指摘していた。