俳優の坂上忍が、16日に放送されたTBS系バラエティ番組『人生最高レストラン』(毎週土曜23:30~24:00)にゲスト出演し、引退のタイミングについて語った。
お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実から、「今の芸能のお仕事を、いつの段階で終わろうと考えていらっしゃるんですか?」と聞かれ、坂上は「ヒロミさんと言っているのは、とりあえず東京オリンピックまで」と即答。あまりの潔さに周囲が「えー!?」と驚く中、その理由を明かした。
「気がついたらこうやってバラエティに出させていただくようになって、当然にわかじゃできないなって、どこかで腹くくんないとダメだなと思ってやってたし、やってるんですけど、やっぱり芝居の作り方と、同じものづくりでも全然違う。あまりにもスピードがありすぎて、反省する暇もない」
俳優業とのギャップを実感しながら、「芸人さんって頭おかしいと思う。どういう構造をしているのか」とお笑い芸人に最大限の賛辞を送る坂上。ある日、「こんなのどうやってメンタルバランスとっていけばいいんだろう」という自身の悩みをタレント・ヒロミに相談したところ、「もう、それでいいの。とりあえず東京オリンピックまで。俺もそれぐらいの気持ちでやってるから。とりあえず一緒に東京オリンピックまで頑張ろう」とアドバイスされたという。
その言葉に「3年、4年ぐらいか。だったらちょっと頑張れるかな」と思い直した。坂上は、「ですから『東京オリンピック終わって辞める』とかじゃなくて、そこまで全力で。その先は分からないですよ」と正直な思いを伝え、「どこかお尻がないと。お芝居ってそうなんですよ。一生続いているドラマって観たことある? ないでしょ。必ず最終回に向かって頑張るんだから。(バラエティは)最終回がない状態でやってる」とドラマとバラエティの違いにも言及していた。