俳優の山崎賢人が主演するフジテレビ系ドラマ『グッド・ドクター』(7月12日スタート、毎週木曜22:00~ ※初回15分拡大)のポスタービジュアルが17日、公開された。

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    (左から)上野樹里、山崎賢人、藤木直人=『グッド・ドクター』ポスタービジュアル(フジテレビ提供)

同作は、山崎演じる自閉症スペクトラム障がいでコミュニケーション能力に障がいを抱える一方、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年・新堂湊が主人公。レジデント(研修医)として小児外科の世界に飛び込み、周りからの偏見や反発にさらされながら成長していく。

今回のポスター制作は、フジ系ドラマとしては異例の早さである今年2月からプランニングが始動。クリエイティブディレクションを田中寿氏、アートディレクションを今井祐介氏という国内外で数々の広告賞を受賞しているクリエイターが担当した。プロデューサーの藤野良太氏とは『恋仲』『好きな人がいること』『刑事ゆがみ』に続いて4作目のタッグだ。

ポスタービジュアルは、メインキャストの山崎、上野樹里、藤木直人が一見カメラ目線のようだが、実はベッドで寝ている患者の子どもが見ている瞬間を切り取ったもの。この構図を作りあげるためだけに、撮影当日は朝から3時間以上もかけて入念なカメラアングルのテストが行われたという。

山崎らの笑顔にもこだわっており、何度も撮影を重ねて最高の笑顔を収録。ドラマの世界観を凝縮した「すべての子どもが、大人になれますように。」というキャッチコピーが刻まれ、18日から都内で掲出がスタートする。

クリエイティブディレクターの田中氏は「子どもたちから見たドクター。ドクターの子どもたちへ対する想い。一見複雑に見えるテーマですが、意外とシンプルなのではないか。そんな想いをビジュアルに込めました」、アートディレクターの今井氏は「白い世界で、色を意識して制作しました。子どもの手に描かれたカエル、部屋の奥に見える宇宙の絵など、小児外科医には、ここに映りにきらない子どもへの思いやりという色があふれています」と紹介。

藤野プロデューサーは「小児外科医の子どもを包む暖かさ、温もりが絵から伝わることを意識しながら制作しました。ちなみに子どもの手に貼られているカエルの絵には“病気を治してすぐカエレるように”という小児外科医たちの願いが込められている、という裏設定があります」と明かしている。