智頭急行はこのほど、2017年度の智頭線利用状況を公表した。全体の乗車人員は前年より4万7,754人多い11億7万5,353人(前年比104.2%)となり、4年連続の増加となった。1日平均は前年より131人多い3,220人で、2009年度以降では最高だった。
特急列車は上期に台風の影響などによる運休、下期に前年の「鳥取ふっこう割」による増加の反動などで減少があったものの、鳥取砂丘で開催されたポケモンイベントで11月の乗車人員が大幅に増加した影響もあり、前年を1万4,654人上回り、9年ぶりに90万人の大台に乗る90万3,232人が乗車した。
特急「スーパーはくと」の輸送人員は63万8,622人(前年比101.5%)で、平均乗車率は2009年以降で最も高い47.8%だった。特急「スーパーいなば」の輸送人員は26万4,701人(前年比102.0%)で、過去最高を記録。平均乗車率は50.8%で、月別ではポケモンイベントが開催された11月が最も多かった。
普通列車の輸送人員は、通学定期の増加やポケモンイベントなどの効果により、前年より3万人以上多い27万2,030人(前年比113.9%)。1日平均は745人。定期は15万1,200人で対前年度19.2%(2万4,360人)増、定期外は12万830人で対前年度7.8%(8,740人)の増加だった。