多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『重要な通知を届けなおしてくれる方法はありますか?』という質問に答えます。
***
スマートフォンはインターネットに常時接続された状態で使うことが多く、アプリの通知もほぼリアルタイムに届きます。最新の情報を遅滞なく入手できるためスマートフォンには欠かせない機能となりましたが、こちらの都合に関係なくどしどし届きますから、うまく付き合っていかなければなりません。
重要かどうかの判断はユーザ側が行うことになりますが、Android 8.0の新機能「スヌーズ」を使うと、指定した通知をあとでもういちど届け直すことができます。通知のリンク先をじっくり確認したいので手が空く30分後に再送してほしい、脊髄反射でメッセージに返信したくないので少し間を空けたい、といった場面に重宝することでしょう。
スヌーズは、いわば"アプリのアラームを止めなかったとき○分後に再び鳴らす"機能の通知版です。再通知のタイミングは、スヌーズを設定してから15分/30分/1時間/2時間後を指定できるため、自分の忙しさのペースにあわせて通知内容に目を通すことができます。なお、スヌーズを設定した通知は、たとえピン留めされたものであっても通知パネルからいちど消えますが、設定した時間が経過すると通知として届きます。
スヌーズを設定するには、通知カードを左側にゆっくりスワイプすると現れる時計ボタンをタップします。このとき、操作を急ぐとフリックと認識され、通知カードが消えてしまうので注意しましょう。なお、初期値では通知を再送するまでの時間が1時間に設定されていますが、プルダウンメニューをタップすれば15分/30分/2時間に変更できます。