SKE48の須田亜香里が、16日にナゴヤドームで行われた開票イベント「第10回AKB48世界選抜総選挙」で15万4,011票を獲得し、自己最高の2位になった。
2011年の36位から毎年順位を上げ続け、2015年には18位に落ちたが、2016年は7位、2017年は6位と着実にトップの座に近づいていた。今年は1位を目標に掲げていたが、マイクの前に立った須田は、「ありがとうございます。本当に私が一番ビックリしています」と晴れやかな笑顔で語り始めた。
バラエティ番組をはじめ、多くのメディアで見掛けることが多くなった須田。「この1年、私は皆さんにいただいた順位を活かしながら、なぜこのルックスでここまで上がってきたんだという世間の皆さんの疑問を糧にたくさんのメディアに出演させてもらいました」と自虐を交えながらそのことに触れ、「テレビだったり、雑誌だったり、本当にラッキーなヤツだなと私は思います」と恵まれた境遇を噛みしめる。
一方で、「でも、そのメディアに出演させていただく中で、感じたこと、気づいたことがあります。それは世間のみなさんは、私たちが思っている以上に48グループに興味がないということです」という危機感も。「こんなにもみなさんが熱く応援してくれるのに、こんな私でも見てくれる心の清い人たちがいるのに、何でこんなにも伝わらないんだろうともどかくして」とファン以外との温度差を感じたという。
さらに、「良い順位で番組の方に興味を持ってもらっても、その中では『あなたは何ができますか?』『何を伝えられますか?』というのを常に問いかけられて、求められます。その連続でしかも私の8年以上のこのグループでのストーリーは10秒のダイジェストにまとめられ、本当にまだまだだなと思います」という苦い記憶も。
そんな弱音を吐きながらも、「今こそメンバー一人ひとりが自分の武器、自分自身をもっと武器にして個性を出して行って、48グループの旗を掲げて戦って行く時だと思います」と熱い思いを伝え、「メンバー一人ひとり、自分の個性を出すことを恐れずに、弱いところを恐れずに、頑張って行けたらいいなと思います。本当にありがとうございます!」と締めくくった。