女優の沢尻エリカが主演を務める映画『猫は抱くもの』(6月23日公開)の場面写真が16日、公開された。

  • 吉沢亮

    吉沢亮

同作は大山淳子による同名小説を映画化。かつてはアイドルグループ「サニーズ」のメンバーとして芸能界で活動していたが、今は地方都市のスーパーマーケットで働く33歳の沙織(沢尻)と、自分を彼女の恋人だと信じて疑わない猫・良男(吉沢亮)との関係を描く。犬童一心監督がメガホンをとった。

今回公開されたのは、擬人化した猫を演じる吉沢亮の美麗すぎる場面写真。スーパーの倉庫を模した舞台セットで正に猫のように自由でくつろいだ佇まいの吉沢と、“恋人”である沙織と良男がじゃれあうシーンとなっている。

自身が猫を演じることについて吉沢は 「ぴんとこなかったです。衣装を描いた絵を見せてもらっ たら、想像以上に見た目が人間だったので逆に『あれ? どういうことだろう』と(笑)」と率直に語る。「どれだけ猫っぽくやるのかは、台本を読んだだけではわからなかったので。猫が人間になる話ではなく、猫をそのまま演じるわけですから、そのへんのさじ加減については最初は手探りでした」と難しさを明かした。

吉沢の演技に関して、犬童監督は「僕の飼っている猫との関係性を反映していて、『こうしたら、こういう反応する。こんな動きをする』というのを吉沢くんに伝えていきましたね。僕はもう13年間猫と暮らしているので、その中で見た猫の動きや仕草、リアクションをずっと吉沢くんに話していましたね。彼はそれを取り込んで演じてくれました」と自信。吉沢の演技力を称賛した。