デルは15日、15.6型の2in1 PC「XPS 15 2-in-1」を日本市場向けに販売すると発表した。CPUにRadeon RX Vega Mグラフィックスを内蔵した第8世代Intel Coreを採用する点が特徴だ。7月13日の発売を予定し、価格は未定。
XPS 15 2-in-1は2018年1月に米国で発表された2in1 PC。Radeon RX Vega Mと第2世代のHBMメモリを統合したIntel Core i7-8705Gによって、高いパフォーマンスを備え、大容量ファイルの処理などに好適という。
ディスプレイは最大で4Kに対応。Adobe RGB 100%の色域、1500: 1の高コントラスト比、400nitの高輝度をサポートする。さらにDell Premium Active Penによるペン入力も可能で、4,960段階の筆圧検知と傾き検知に対応する。
また、キーボードはマグネットでキーを保持する「maglev keyboard」を採用。従来製品に比べて24%薄型化しているが、しっかりとした打鍵感を備えるという。
本体サイズも小型化。ディスプレイのベゼル幅を4.7mmまで削減したほか、厚さも最薄部で9mmを実現した。一方で、化学合成グラファイト製のヒートスプレッダと、熱伝導率の高いGORE Thermal Insulationで高い冷却性を持つとしている。本体にジャイロセンサおよび加速度センサを内蔵し、PCがひざの上にあるのか、それともデスクに置かれた状態なのかを自動で判別して温度調整を行う。
入出力のインタフェースは、Thunderbolt 3とUSB 3.1 Gen2 Type-Cがそれぞれ2基ずつ。このほか、バッテリー駆動時間は、フルHDディスプレイモデルで最長15時間25分、4Kディスプレイモデルで最長9時間31分。
「XPS 15 2-in 1 プレミアム」の仕様は、CPUがIntel Core i7-8705G、メモリが8GB、ストレージが256GB PCIe SSD、グラフィックスがRadeon RX Vega M GL Graphics with 4GB HBM2(CPU統合)、ディスプレイが15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)、OSがWindows 10 Home。
「XPS 15 2-in 1 プラチナ・4Kタッチパネル」は、上記からディスプレイを4K(3,840×2,160ドット)、メモリを16GB、ストレージを512GB PCIe SSDに強化。さらに「XPS 15 2-in 1 プラチナハイエンド・4Kタッチパネル・1TB SSD」では、ストレージを1TB PCIe SSDとする。