2016年5月に亡くなった世界的な演出家である故・蜷川幸雄さんの金言を集め、貴重な言葉の数々をまとめた『身体的物語論』(徳間書店 税抜1,800円)が発売された。

  • 『身体的物語論』(徳間書店 税抜1,800円)

    『身体的物語論』(徳間書店 税抜1,800円)

同書では、蜷川さんの雑誌連載や生前の取材で語り下ろしたインタビュー等、「身体」「物語」についての考察を集め書籍化。構成を担当した木俣冬による、関係者らの証言を集めたレポートも併録した。

CHAPTER1〜4に分け、約60年の演劇人生のなかで、日本人の現代性を象徴する俳優たちの身体を見つめてきた蜷川さんが、俳優の身体を語る。その金言を通して、時代や人間存在の本質を見つめることのできる1冊となっている。

同書に名前が登場する蜷川作品出演俳優

ARATA(現・井浦新)、市村正親、石橋蓮司、市川猿之助、市川夏江、井上芳雄、内田健司、内田裕也、大竹しのぶ、小栗旬、長内映里香 、勝村政信、蟹江敬三、川口覚、木村文乃、高良健吾、真田広之、白井晃、白石加代子、鈴木杏、高岡蒼甫、高岡健二、高橋努、田島優成、竪山隼太、多部未華子、長塚圭史、中西晶、生瀬勝久、成宮寛貴、新納慎也、長谷川博己、畠山久 、平幹二朗、藤原竜也、古田新太、古畑新之、二宮和也、 細田よしひこ(現・善彦) 、前田敦子、松坂桃李、松重豊、松たか子、真山知子、三浦涼介、緑魔子、三原康可、宮沢りえ、宮脇卓也、吉高由里子、渡辺謙