西日本鉄道は14日、西鉄福岡(天神)駅で2019年2月をめどに昇降式ホーム柵(昇降式ホームドア)の実証実験を行うと発表した。
発表によれば、西鉄では従来からホームドア設置の検討を進めていたものの、扉の枚数や位置が異なる複数の車両形式への対応などに課題があったという。実証実験ではこれらの課題に対応した昇降ロープ式のホーム柵を使用し、ダイヤへの影響、ラッシュ時の乗降客への影響、車両の停止位置・編成数を判別する検知装置の性能などを検証する。
実験に使用する昇降式ホーム柵は、開口部に水平に張った5本のロープを上下させる方式。西鉄福岡(天神)駅2番線の乗車・降車ホームの北口改札側各1両分に設置し、約1年間の検証期間を経て、2021年度には本格整備に着手する予定だという。