西日本鉄道は14日、太宰府駅を27年ぶりに大幅リニューアルすると発表した。8月から工事に着手し、今年12月の竣工をめざす。
リニューアルのコンセプトは「町との共栄駅」。駅の内外装に太宰府の要素を散りばめ、駅に着いた瞬間から太宰府を訪れた雰囲気を感じてもらえるようにする。駅舎内外装には太宰府天満宮をイメージした朱色を用い、太宰府市の花である梅をあしらった照明やベンチを設置。ホーム上には太鼓橋をイメージした欄干を新設する。
あわせて駅ナカにある授乳室のトイレ部分への移設、女性トイレへのパウダーコーナーの新設、案内サインにおけるピクトサインの活用と多言語表記の整備など、駅機能も整備する。駅前広場のバス停に上屋を新設し、バスと電車の乗継ぎ利便性の向上を図る。
太宰府駅のリニューアルに加え、西鉄二日市駅の一部と西鉄五条駅のホームの柱を朱色にするなど、太宰府線全体で太宰府を訪れる期待感を盛り上げる演出も行う。