6月16日からWOWOWプライムでスタートする『連続ドラマW ダブル・ファンタジー』(毎週土曜 22:00～ 全5話※第1話は無料放送)の完成披露試写会＆舞台あいさつが14日、都内で行われ、主演の水川あさみをはじめ、村上弘明、柳俊太郎、御法川修監督、原作者の村山由佳が出席した。
『連続ドラマW ダブル・ファンタジー』の完成披露試写会＆舞台あいさつに登場した水川あさみ
直木賞作家・村山由佳が"女性の性欲"を赤裸々に描いて大きな話題を集めた衝撃作『ダブル・ファンタジー』。性愛を突き詰めた内容から映像化が困難とされてきたが、映画『人生、いろどり』など話題作を手掛けてきた御法川修監督の手によってドラマ化された。主人公・奈津と同様に今年35歳を迎える水川あさみが、官能シーンに挑戦。これまでのイメージから一新した水川が、男性を次々と乗り換え、欲望に正直に生きる奈津を熱演している。
同ドラマで性に対して貪欲なキャラクターを演じた水川は「女性の性が際立ったストーリーは、私に縁がなかったのですが、今年で私は35歳になりますし、自分の中で変わりたいと思っている時期にこのお話をいただけてのは大きなうれしさでもあります」とオファー時の心境を明かしつつ、「私がこの役をやって成立するのか不安はありましたが、監督やプロデューサーと話していく中で、背中を押してもらいました。飛び込んで本当に良かったと思っています」と達成感。続けて「やったことのない役をやりたいと思うのは役者として大きな醍醐味。何か一つ、自分の中でステージが上がった感じではありますね」と自己分析した。
夫・省吾(眞島秀和)がいながら、次から次へと夫以外の男性と肉体関係を結んでいく奈津。同ドラマでは大胆な濡れ場を披露した水川は「普通の話をしているとか抱き合っているということよりも、この角度でのけ反ったり足の位置も細かくこうした方がいいとか、その場にいる皆さんとやり取りをしながらみんなで交わる感覚はありました」と振り返り、濡れ場はアクションシーンに近いものだったという。
水川とラブシーンに臨んだ村上は「彼女を解放させるラブシーンになればと思ってやらせていただきました。誤解を恐れずに言えば、調教といった部分はありますね。彼女も覚悟の上で何でも許してくれたので、気持ちよくやらせていただいたつもりです」と水川に感謝。村上や柳ら男性キャストと濡れ場を披露した水川について御法川監督は「水川さんが挑戦に挑んでくれたことがスタッフに火を付けてくれました。華奢な方ですが、意志の強い瞳と情熱的な唇。編集していると水川さんのアップが多いんですよ。彼女に惹きつけられた気がしますね」と水川を絶賛していた。
