マクロミルはこのほど、新タイプ家電も含めた「家電の利用実態や意識」についての調査結果を明らかにした。同調査は5月24日~25日、全国20~69歳の男女1,000人を対象にインターネットで実施したもの。
家電を購入する際に重視するポイントについて尋ねたところ、1位は「価格の安さ」(66.3%)、2位は「品質の高さ」(53.5%)だった。「部屋の置き場所や収納場所に適したサイズ感」(46.7%)、「好みのメーカー・ブランド」(40.6%)も多いが、「最新モデルであること」は1割にも満たなかった。
家事にかかる時間を減らすことができる「時短家電(※)」について、家庭における所有状況について聞くと、「ない」(88.1%)が多くを占め、「ある」は11.2%だった。年代別に見ると、所有率は大きな差は見られず、世代を問わず時短家電の普及率はまだ高くないことがわかった。
所有する具体的な時短家電について聞いたところ、最も多かったのは「ロボット掃除機」(66.4%)だった。続いて「電気ケトル」(58.0%)、「食器洗浄機」(52.9%)となっている。
今後「時短家電」の購入予定について聞くと、72.2%が「購入予定がない」と回答した。現在の「時短家電」の所有状況別に確認すると、すでに時短家電を持っている家庭では47.9%、持っていない家庭でも25.1%が、購入予定があると回答している。時短家電を所有している家庭の方が、購入予定は約2倍高かった。
購入予定があると回答した人に購入を予定している「時短家電」について聞いたところ、最も購入予定の多かったものは「ロボット掃除機」(37.1%)だった。以下、「食器洗浄機」(23.7%)、「電気ケトル」(21.2%)、「スチームアイロン」(20.9%)、「多機能オーブン」(19.4%)となっている。
インターネットに接続し、家の外からでもスマートフォンで操作したり、電力使用状況などの情報を確認したりすることができる「スマート家電」を知っているか聞くと、約6割が「言葉は聞いたことはあるが、説明はできない」、約2割が「聞いたことがない」と答えた。
スマート家電とは何かを説明した上で、「スマート家電」の所有状況について尋ねると、家庭での所有率はわずか6.2%だった。年代別に見ると、20代・30代では1割程度、40代以上では5%未満だった。
※ロボット掃除機、電気ケトル、食器洗浄機、スチームアイロン、乾燥機付き洗濯機、ブレンダー・フードプロセッサー、多機能オーブン、電気調理鍋、電気圧力鍋、衣類乾燥機付き除湿機、ロボット拭き掃除機、その他(自由回答))